住宅・まちづくり・交通

2018年3月15日 (木)

市営住宅の浴室扉の折り戸への改修

「市営住宅の浴室の入り口の段差解消と一枚扉から折り戸への改修をしてほしい」――居住者から寄せられた要望を、市議会都市消防委員会で取り上げました。北区にある上飯田南荘は建築後40年余り経過した住宅で、浴室の扉は一枚扉です。そこの居住者から、「浴室の洗い場に介助用の椅子を置いて座らせると扉を閉めることができない。扉を開けたままで入浴介助することもある」などの意見をいただいています。

 

天白区にある高坂荘は建築後50年経っていますが、浴室の扉は折り戸になっています。1975年度以前に建築された市営住宅では、当初は木製の一枚扉でしたが、その後、10年かけて折り戸に改修されました。1984年度以降の新しい市営住宅では当初から折り戸になっていますので、現在も一枚扉の住宅は、1976年度から1983年度までに建築された約2万戸ということが、質問の中で明らかになりました。私は、「木製一枚扉を改修した時のように、たとえば10年計画で折り戸に改修することを、今後策定する市営住宅等アセットマネジメント実施方針の中に盛り込んでほしい」と求めました。市住宅都市局は「どういうやり方がいいのか研究してみたい」と答えるにとどまりました。

 

居住者が模様替え申請を行えば、折り戸に改修することはできます。ただし、費用は自己負担。しかも、退去時には原状復帰が求められます。「原状復帰を免除すべきではないか」と他会派の議員から声が上がりました。私も、「浴室扉の改修など居住性の向上に資する改修については、原状復帰を免除すべきだ。居住者の自己負担で居住性が向上したのに、それをまた居住者の負担で元に戻すなんて不合理なことはない」と指摘。市住宅都市局は「できるだけ無駄のないように、きちんと整理して対応していきたい」と答えました。

2018年3月14日 (水)

リニア「名古屋駅」西側の用地買収は25%

 本日の市議会都市消防委員会で、リニア開業を前提にした名古屋駅周辺開発について質問しました。リニア「名古屋駅」の地上部の用地買収は、市の外郭団体「名古屋まちづくり公社」がJR東海から委託を受けて進めています。私の質問に市住宅都市局は「用地買収は、駅西側では件数で4分の1の取得、駅東側は協議中」と答えました。

 

 立ち退きを迫られている住民は不安を募らせ、JR東海から丁寧な説明がないという憤りの声も聞いています。リニア建設の陰で、生活を犠牲にしなければならない市民がいることに、思いを寄せなければなりません。私は、「地権者に対して丁寧な説明と対応をするよう、JR東海に要求すべきだ。JR東海に繰り返し申し入れているのか」と質問。市住宅都市局は「昨年10月、愛知県のリニア室とともにJR東海の本社に出向き、丁寧な説明を申し入れた」と答えました。

 

 リニア新幹線建設をめぐっては、大手ゼネコンによる談合事件で、逮捕者が出る事態となっています。談合で工費がつり上げられたとすれば、しわ寄せは運賃などで国民がこうむることになります。巨額の公的資金が大手ゼネコンの食い物にされたのではないかという疑惑ですから、真相の徹底解明が求められています。ところが、談合などなかったかのように、工事が進められています。私は「談合疑惑の全容が明らかになるまで、JR東海に対して工事の中止を求めるべきだ」と求めましたが、市住宅都市局は「中止を求める考えはない」という姿勢でした。

2018年2月 6日 (火)

東京でも注目!天白区の道路問題住民運動

 Photo_2工事中の道路が「廃止」に向かっている相生山の道路(弥富相生山線)、未着手だった道路が「廃止」予定となった八事天白渓線――「止めたのはどのような運動があったからか知りたい」と、共産党の東京都議や区議、東京で道路建設反対運動をされている人たちが2月7日、天白区を訪れ、住民団体と懇談しました。私も同席しました。

 

 「相生山の自然を守る会」と「相生山緑地を考える市民の会」からは、「市民による住民意向調査」のアンケート活動の紹介がありました。曽根はじめ都議団長は「名古屋市民全体の問題として運動されてきたことが、道路『廃止』へ市長を動かしたのだろう」と感想を述べていました。

 

 八事天白渓線については、「天白渓会議」から運動の経緯が語られました。道路問題だけでなく、学区の民主化や地域住民の要求実現などを通じて、地域ぐるみの運動に発展したことが、行政を動かしたのだと、私は思いました。

2018年1月15日 (月)

リニア談合事件で名古屋市に申し入れ

 18011514561リニア中央新幹線建設工事が、スーパーゼネコン大手4社(大林組、鹿島建設、大成建設、清水建設)が関係する巨大談合事件に発展しています。本日、日本共産党市議団は名古屋市にたいして、①リニア新幹線工事に関わる談合疑惑の全容が明らかになるまで、全国新幹線鉄道整備法に基づく、名古屋まちづくり公社による用地買収受託事業を中止すること、②リニア新幹線工事に関わる談合疑惑の全容が明らかになるまで、JR東海に対して工事の中止を求めることを申し入れました。応対した光安達也住宅都市局長は、「東京地検の捜査を注視している」と答えるにとどまりました。

 

申し入れの全文はコチラ→「リニア中央新幹線の談合事件に関する申し入れ」

2017年11月16日 (木)

長期未整備公園緑地の都市計画 きめ細かな区域の見直しへ

 Photo_2本日の市議会都市消防委員会では、「長期未整備公園緑地の都市計画の見直し方針と整備プログラム」(第2次)の案について報告がありました。この中では、宅地化が進行している区域をきめ細かく削除するために、都市計画の見直しに新たな視点が加えられました。それは、①縁辺部にあり、おおむね1ha以上かつ8割以上宅地化している区域、②樹林型の公園緑地において、おおむね1ha以上かつ50年以上非樹林地となっており、周辺樹林地への影響がない区域、③規模が大きく移転困難な施設がある区域を削除対象としたことです。 

 この新たな3つの視点がすべて適用されたのが、東山公園です(写真)。公園南部を横断する道路(山手植田線)の北側のエリアの中に、ポツンと削除検討区域が設定されています。このようにドーナツ状に都市計画区域から削除するというのは、これまでありませんでした。また、削除する区域と公園として残す区域との線引きが大変ジグザグしています。宅地化が進んでいる区域はできる限り削除しながら、樹林地は公園として残していくという線引きの苦労がうかがえます。同委員会での私の質問に市当局は、「道路がある場合は道路で区切り、ない場合は筆単位で区切った。市が先行取得している用地が相当多い区域は公園として残した」と答弁しました。 

 東山公園南部の天白渓地区では、住民のみなさんから「樹林地を残しながら住み続けたい」という声があがり、町内会ぐるみで公園計画の見直しを市に要望されてきました。私も、本会議(2016年9月議会)や委員会(今年10月の決算審査)で、見直しを求めてきました。今回の見直しは、住民のみなさんが運動してきた成果だと思います。

2017年11月 9日 (木)

UR又穂団地の建て替えで都市計画変更

 本日の名古屋市都市計画審議会で、UR又穂団地(西区)の建て替えに伴う都市計画の変更が決定されました。又穂団地は1044戸の住宅で、土地の所有者は名鉄です。URの建て替え計画では、敷地の約4分の1に約330戸の住宅を建設し、その後、現在の住宅を解体。残りの土地は名鉄に返還します。同審議会での私の質問に市当局は、「建て替え後住宅に戻り入居を希望している世帯については受け入れる」という方針をURから聞いていると答えました。

 

URが2007年12月に策定した「UR賃貸住宅ストック再生・再編方針」では、又穂団地は土地所有者へ譲渡、返還する団地に分類されました。耐震上の問題もあったので、この方針が出て以降、新たな入居は停止され、退去が進み、現在の入居者は300世帯を切っているそうです。私はUR団地の自治会役員をやっていて、又穂団地の自治会役員から、URから具体的な計画が示されず、居住者が不安を抱えて過ごしているという話を聞いていました。戸数は大幅に削減されますが、建て替え住宅の建設に至ったことは、「又穂団地に住み続けたい」という居住者の要望に応えるものであり、歓迎したいと思います。

 

 URは、旧公団住宅の削減・売却を加速させるために、2018年度までに全団地を「収益性が高く投資する団地」と「統廃合を含む規模縮小をはかる団地」の2つに分けて、団地別の整備方針を策定し直すとしています。私は同審議会で、「URの賃貸住宅は、住宅セーフティネットの確保に重要な役割を担っている。団地の再生・再編に際して、名古屋市は市民の住宅セーフティネットを確保するという観点に立って関与してほしい」と求めておきました。

2017年10月11日 (水)

天白公園の駐車料料金 子育て世帯は割引に

 天白公園の駐車料料金が、現在はすべての利用者が30分までは無料ですが、子育て世帯の場合は1時間まで無料になります。来年4月から試験的に実施されます。「天白公園を考える会」など市民のみなさんから、子育て世帯への料金割引の要望が市に寄せられ、共産党市議団も実施を求めてきました。

 

 2015年10月、当時、私が委員長を務めていた市議会土木交通委員会で、日本共産党市議が「1回利用の子育て世代への割引を検討してこなかったのか」と質問。緑政土木局は「駐車場は無人なので、子育て世代かどうかを確認できる方法を検討している」と答弁していました。今回の割引措置における子育て世帯の確認は、ぴよかカード(名古屋市の子育て家庭優待カード)で行い、具体的な確認方法は、管理運営する民間業者から提案を求めるそうです。

2017年10月 2日 (月)

東山公園などの都市計画の見直し検討中

 市議会では昨年度の決算審査が行われています。本日の都市消防委員会で私は、長期未整備公園緑地の都市計画の見直しについて質問しました。この都市計画の見直しは、昨年12月に名古屋市緑の審議会が答申した長期未整備公園緑地を中心とした公園緑地のあり方についての提言を踏まえて検討されています。私の質問に住宅都市局は、「宅地化が進行した区域は、これまで道路などで区切られた街区単位に見直しをしたが、今回は街区単位にとどまらず、よりきめ細かな区域の見直しを検討することにした」と答弁しました。 

私は、昨年の9月議会の本会議質問で、樹林地の中に宅地化が進んだ区域が存在している東山公園の天白渓地区について、樹林地を保全しながら住民が住み続けることができるよう、都市計画の見直しを求めました。これにたいして、新開副市長は「都市計画公園の区域内であることにより良好な自然環境が残されてきた経緯や、土地利用の状況、樹林地保全の観点などを踏まえて、……総合的に考えていきたい」と答弁しました。 

この私の質問後に、緑の審議会の答申が出ました。私は本日の委員会で、「東山公園の天白渓地区についても、よりきめ細かな区域の見直しを検討してきたのか」と質問。住宅都市局は、個別の公園緑地への言及は避けましたが、「樹林地に入り込むように宅地化が進行している区域についても、きめ細かな見直しの可能性について検討している」と答弁しました。

 

長期未整備公園緑地の都市計画の見直しについては、11月に新たな見直し方針と整備プログラムの案が公表されるようです。私は本日の委員会で、天白渓地区のように住民から要望が出されている公園緑地については、地元の要望に応えながら、よりきめ細かな区域の見直しを行うよう求めました。

2017年9月27日 (水)

「Park‐PFI」による久屋大通公園の再生にたいする反対討論

06230189本日の名古屋市議会で私は、久屋大通公園の再生にあたってParkPFI」制度を活用する議案にたいして、反対討論を行いました。 

ParkPFI」制度を活用する問題点の第1は、民間事業者の収益を確保するために、建ぺい率が大幅に緩和され、公共オープンスペースとしての都市公園の基本的性格がゆがめられることです。都市公園とは、レクリエーション活動の場であり、都市環境の改善に資する緑地であり、災害時の避難スペースでもあることから、原則として建築物が建てられない公共オープンスペースとしての基本的性格を有しています。ところが、久屋大通公園に限っては、ParkPFI事業者に収益施設の建築を保証するために、法令で定められている10%の参酌基準を超える14%という建ぺい率の特例を設けます。その上、委員会質疑では、将来の「南エリア」の再生の際に、この特例のさらなる緩和が示唆されました。 

第2は、民間事業者が、久屋大通公園を都心開発の一部として使用できるようになる懸念があることです。当局は、公園としての利活用のみならず、周辺の再開発などと一体となって進める考えを示しました。都心の貴重な公園が、開発のための空間に変質させられかねません。 

なお、ParkPFI」制度には住民参加の手続きがないことも問題ですが、委員会質疑で当局が、認定された計画を市民に周知し、意見を聞く機会を設けると表明したことは重要です。

2017年9月10日 (日)

道路公害に反対する住民運動が成果をあげている

 Img_1700道路公害反対愛知県民会議の運動交流集会に参加しました。集会では、道路公害反対運動がいくつかの貴重な成果をあげていることが報告されました。

 

 「八事天白渓線・東山公園計画を考える会」からは、都市計画道路「八事天白渓線」が、今年3月に公表された名古屋市の未着手都市計画道路に関する「第2次整備プログラム」で、「廃止候補路線」に分類されるに至った経過が報告されました。「町内ぐるみの運動と田口一登議員の市議会での質問、いっせい行動での市長交渉などの成果だ」と栗山知久さん(写真)。「早期に都市計画審議会に諮り、計画を廃止することを要請している」と話していました。

 

 環状2号線工事による天白区島田が丘の家屋被害問題について、「東南部環2懇談会」のNさんが報告。工事が始まると、家の周辺に穴が開き、車庫の壁に亀裂が入り、泥水が浸み出すという被害が生じたにもかかわらず、(株)中日本高速は「『経年変化』によるもの」として補償しようとしません。住民の相談にのった本村伸子衆議院議員が国会で取り上げ、国土交通大臣から「住民の理解を得られるように丁寧な説明を行っていくよう指導していく」との答弁を引き出すと、中日本高速の態度が一変。工事被害を認め、今年8月、Nさん宅にの補償について説明に来たそうです。

 

 「小幡環2公害反対の会」の篠原正之さんは、国道302号線の段差問題について報告しました。昨年9月、住民の通報で、白沢川高架橋の手前の路肩部排水口で11cm、車道部で0.5~3cmの段差が存在していることを発見。くれまつ順子市議と出向いた愛知国道事務所から、「橋のジョイント部分は狭くて踏掛版を造れなかった」ということがわかりました。本村伸子衆院議員事務所と打ち合わせを重ね、本村議員が「名古屋環状二号線の段差に関する質問主意書」を提出するなど国に働きかけた結果、段差解消の補修工事が実施されたそうです。

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