教育・子育て

2020年9月17日 (木)

コロナ時代に1クラス20人程度の高坂小は理想的な学校

 本日の市議会本会議では、さいとう愛子議員が、コロナ時代の学校のあり方に立って、小中学校の統廃合計画の見直しを求めて質問しました。

 さいとう議員が取り上げた統廃合計画の一つが、高坂小学校をしまだ小学校に統合する計画です。 高坂小の児童数は、1クラス14人から21人です。幼児人口から推計すると、今後6年間、全学年で1クラス30人以下の少人数学級が継続します。コロナ感染が拡大しても学級を2つに分ける必要はありません。
 
 では、高坂小がしまだ小と統合されたら、1クラスの児童数はどうなるか。幼児人口から推計すると、6年後はすべての学年で1クラスの人数は今より多くなり、3年生以上は「40人学級」のままなら、4年生は38人ずつの2クラスに、6年生は39人と40人の2クラスになります。

 さいとう議員は「コロナ禍のもとで、少人数学級の必要性が議論されている時、今ある小学校をわざわざ廃校とし、『密』な学級編成にする必要はない」と追及。「高坂小のように全てのクラスが20人程度の学校が、理想的な学校ではないのか。30人以上の『密』な学級にしてしまう統合計画は、コロナ時代の学校のあり方に逆行するものではないのか」と質しました。これにたいして教育長は、「小規模校には『人間関係の固定化が生じやすい』『体育の球技など集団学習に制約が生じる』といった課題がある」と従来の主張を述べるにとどまりました。

 保護者や学区の住民でつくる「高坂小学校を存続させる会」が地域に会の通信を配布し、高坂小の存続を求める署名が3100筆以上集まっているそうです。さいとう議員は、高坂小の保護者の声を紹介し、「統合計画について保護者や地域住民の十分な理解が得られていると考えているのか」と質問。教育長は「保護者や地域住民から様々な意見をいただいている」と答弁し、理解が得られているとは答えられませんでした。さいとう議員は「理解が得られていないもとで、統合ありきで進めるのは問題だ」と計画の見直しを求めました。

2020年2月 4日 (火)

「給食費に補助を」――お母さんたちが署名提出

 名古屋市の小学校給食と中学校スクールランチの保護者負担が4月から値上げになります。2月3日、新日本婦人の会のみなさん、およびお母さんたちのグループが、名古屋市教育委員会にたいして給食費への公費助成を求める署名を提出し、保護者の負担を増やすことなく給食内容を充実するよう要請しました。

 要請行動では、次のような意見が紹介されました。
◆子どもが5人いる。児童一人年間6600円の値上げは本当に家計に響く。
◆公費で補助している都市もあるし、他都市よりもお金があると聞いている名古屋 市では、ぜひやってほしい。
◆来年小学生になる保育園の子供がいる。保育園の給食が大好きで、給食なら喜ん で食べる。家で食べない野菜も給食なら食べる。給食は子供にとって大事なものだから、充実させてほしいし、公費補助してほしい。

 お母さんたちが取り組んだネット署名に寄せられたコメントも紹介します。
◆多くの国が大学以外の学校給食は無料で提供しているが、日本はなぜそれができないのだろう。せめて義務教育の間ぐらいは食材費は国や自治体が負担すべきじゃないかと思うのだが、この国は教育の分野にお金を注ぐのがそんなに惜しいのか。
◆メニューの質の向上には賛成。エビフライもヒレカツも出そう。市はせめて値上げ分を公的補助を。そして無償化の第一歩に。
◆城を木造にするよりも、子どもたちにしっかりと食べさせてあげてください。

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2020年1月19日 (日)

高坂小学校の存続を!――保護者・住民が立ち上がる

 高坂コミセンで「高坂小学校としまだ小学校の統合を考える」集いが2回(17、18日)にわたって開かれ、私も1日目に参加しました。昨年12月に市教育委員会が開いた住民説明会に参加した保護者や住民から、統合の問題点や高坂小の存続への思いが語られました。

 

 「市教委は住民の意見を聞く姿勢に欠けているのではないか。説明会に参加して、(小学校存続の)声を上げなければいけないという思いを強めた」◆「クラス替えができないデメリットの科学的な根拠が市教委から示されなかった。『小さな学校』『小さなクラス』が世界の流れだ」◆「PTAでは『小学校がなくなるのに役員をやってもしかたがない』という思いから、来年度の役員が決まらない事態がある。小学校存続に向けて真剣に取り組んでいきたい」◆「説明会では児童から『ボクたちの意見は聞いてもらえないのですか』という意見が出た。児童を置き去りにして統合計画を進めるのは問題だ」◆「幼稚園のママ友たちは、今日のような集いには参加できないが、小学校を残すための署名ならできると言っている」・・・。

 

 集いでは、高坂小学校の存続を求める「会」をつくり、今後、署名活動などに取り組んでいくことが話し合われました。

 

2019年12月 4日 (水)

年間6600円(小学校)の給食費値上げ!無償化の流れに逆行

 名古屋市教育委員会は、本日の市議会教育子ども委員会で学校給食費の値上げ案を示しました。小学校給食は月額3800円から4400円に600円(約16%)値上げし、中学校スクールランチは1食280円から320円に40円(約14%)値上げするとして、来年4月からの実施が予定されています。

 2009年度に給食費が改定されて以降、消費税の5%から8%への増税もあって食材価格が上昇。とんかつをコロッケに代えるなど安価な食材を使用したり、えびフライなど単価の高い食材やデザートの使用回数を減らしたり、切り干し大根や高野豆腐など単価の安い食材の使用回数を増やすなど、献立の工夫で給食費を維持してきましたが、もはや限界といいます。さまざまな献立を提供するなど、子どもたちにとってより楽しく豊かな給食にするために、食材費(おかず代)にかける費用を引き上げることは避けられないと考えます。

 しかし、消費税増税を含む物価上昇がわずかな賃上げも吹き飛ばし、実質賃金が低下しているもとで、給食費の大幅な値上げは、子育て世帯の家計に大きな負担増をもたらします。学校給食については、子育て世帯の負担軽減の観点から、無償にする自治体や助成制度を創設する自治体が増加している中で、給食費の値上げは、時代の流れに逆行するものです。小学生のいる家庭では一人あたり年間6600円となる負担増は、河村たかし市長の「市民税減税」の効果も帳消しにするのではないでしょうか。保護者のみに負担を押し付ける値上げ提案は容認できません。

 学校給食の無償化は、「義務教育は無償」という憲法の規定の完全実施という観点からも求められていますが、せめて食材費の上昇分については、市が補助する制度を設けるべきです。子育て世帯の給食費負担を増やすことなく、給食内容を充実させることを求めていきます。

2019年11月18日 (月)

「高坂小学校を残して!」――住民有志が統廃合問題で集い

 高坂小学校をしまだ小学校に統合することが検討されている問題で、11月16日、関係地域の住民有志が集いを開きました。私も参加しました。集いでは、次のような疑問や反対の声が続出しました。

 

私の子どもは民間移管された島田第二保育園の最後の卒業生で、こんどは小学校 の廃校を経験するのか。おとなの都合で子どもが振り回されるのはかわいそうだ。◆高坂では学区を通じて小学校の様子がきめ細かに伝えられている。3年後に小学 校に入学する孫のためにも高坂小を残してほしい。◆高坂小の卒業生だが、将来、実家に戻って子育てしようと思っても、小学校が遠くになったら戻ろうと思なわなくなる。◆市教委は「クラス替えができない」というが、統廃合は財政が理由ではないのか。

 

 集いでは、教育委員会が自治会役員などに「統合は決定です」と説明したことに批判の声があがりました。現在はまだ、教育委員会が学校ごとの「個別プラン」を作成するための事前調査の段階です。私は、今年2月議会の代表質問で、1973年に文部省が出した通知で、「学校統合を計画する場合には、……十分に地域住民の理解と協力を得て行うよう努めること」とされていることを示して質問。教育長は「関係する皆様の理解を得て、取り組みを進めてまいりたい」と答弁しています。学校統廃合は、行政が一方的にすすめてはならず、徹底した住民合意が欠かせません。

 

2019年9月12日 (木)

高坂小学校 統合相手が相生小からしまだ小へ

 今年3月に市教育委員会が策定した「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画」にもとづいて、小学校の統廃合計画が進められようとしています。天白区では、小規模校(11学級以下)とされた高坂小、相生小、平針北小のうち、高坂小をしまだ小に統合する方向で、市教委が両学区の関係者からのヒヤリングに入っています。これまでの計画では、全学年が1学級の高坂小と相生小を統合する方向でしたが、地域での合意が得られませんでした。

 

 私が市教委から聞き取りをしたところ、6年後の2025年度の児童数は、相生小は現在の2倍以上に増え、14学級となり、小規模校ではなくなります。大規模マンションの新築などで、乳幼児のいる世帯が増えているからです。高坂小は6年後も全学年1学級のままです。市教委は、こうした児童数の推移や高坂小と相生小との統合計画が進まなかったことから、しまだ小との統合へと舵を切り替えたと思われます。学校統廃合は、保護者や地域住民の合意のないまま進めてはなりません。

 

2019年6月25日 (火)

「国の制度として就学前までの医療費無料化の早期実施」の意見書採択へ

 昨日開かれた議運理事会では意見書について協議が行われ、日本共産党市議団が原案を提出した「子ども医療費助成制度の拡充等を求める意見書」が、一部修正のうえ全会一致となり、7月1日の市議会本会議で採択される見込みとなりました。同意見書案では、①子ども医療費助成制度に係る国民健康保険の国庫負担における減額調整措置は全て廃止すること、②就学前までの医療費無料制度を国の制度として早期に実施することを求めています。

 就学前までの子どもの医療費は、国の制度としては2割負担となっていますが、ほとんどの市区町村では就学前までを対象とした独自の医療費助成を行っています。名古屋市では中学卒業まで無料にしており、入院については来年1月から18歳まで無料になります。国の制度として就学前までの医療費無料化が実施されれば、名古屋市が無料化のために使っている財源が浮きますので、通院医療費の18歳までの無料化はただちにできるでしょう。

 

2019年6月24日 (月)

引継ぎ法人の保育士不足で民間移管が中止に

 来年4月から民間移管される予定だった名古屋市立大永寺保育園(守山区)で、移管先の社会福祉法人の引継ぎ保育士が次々と退職する事態が発生。日本共産党市議団は6月24日、名古屋市に大永寺保育園の民間移管の中止を申し入れました。市は同日、法人にたいして来年4月からの移管の中止を通知したことを明らかにしました。

 民間移管にあたっては、その前年度に公立保育士と移管先の保育士との「引継ぎ共同保育」が実施されます。引継ぎ保育士は原則5人とされていますが、大永寺保育園では1名欠員のままスタートし、5月末には園長予定者が退職。6月にはさらに引継ぎ保育士1名が退職の意向を表明しました。6月8日の保護者説明会では、「異常な事態」「移管を白紙にしてほしい」との声が上がったそうです。

 保育士不足により保育所運営への困難が広がっているもとで、公立園の廃止・民営化を強引に進めてきたことが問題だと思います。

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2019年6月20日 (木)

小学校給食の無償化もとめる請願が提出されました

 「名古屋市の小学校給食費の無償化を」――新日本婦人の会天白支部のみなさんが請願署名を集めて、本日、市議会に提出されました。私も紹介議員になりました。実現めざして、市民のみなさんと力を合わせてがんばります。

 憲法は、「義務教育は無償」と定めています(第26条)。しかし、給食費や制服、副教材などさまざまな負担があります。政府は、1951年の国会で共産党議員の質問にこたえて、「学校給食はできるだけ早く無償にしたい」と答弁しています。でも、70年たっても実現していません。日本共産党は参議院選挙政策で「学校給食の無償化をはじめ、義務教育で残されている教育費負担をなくす」と公約しています。小学校給食が名古屋で無料になれば、保護者の負担が年間4万1800円軽減されます。

 国会では昨年12月、日本共産党の吉良よし子参議院議員が、食材費の高騰で給食が貧困になっているとして、「せめて高騰分について助成していくこともできるはず」と指摘。これは、無償化に向けた第一歩だと思います。

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2019年3月 5日 (火)

小学校給食費の無償化の財源はある

給食費を無償にすれば、名古屋市の場合、小学校6年間で約25万円の負担軽減になります。名古屋市教育委員会は今年度、有識者などでつくる「学校給食のあり方懇談会」で無償化を含む給食費のあり方や給食内容の充実について検討されてきました。私は代表質問で、「教育委員会として給食費無償化についても引き続き検討していくのか」と質問。教育長は「懇談会での給食内容の充実や給食費に係る保護者負担のあり方などの意見を参考に、引き続き検討していく」と答えました。 

教育長は答弁で、小学校全児童の給食費を全額無償とするためには約41億円の経費が必要なので、「きわめて難しい」と言いました。これにたいして私は、「法人市民税の減税が廃止され、平年度ベースで30数億円の税収が増える。基金をため込むばかりでなく、活用することも、私は提案した。リニア関連開発や天守閣木造化を中止・見直しすれば、さらに財源は出てくる」と指摘しておきました。 

それでも、一遍に全児童の給食費を全額無償にするのはたいへんというのなら、部分的、段階的に実施すればいいと思います。第3子からの無償化だったら、3億円程度でできます。県内の自治体では、大口町は半額補助、岡崎市は4月の給食費を無償にしています。私は教育長に、「どうしたら保護者負担を軽減できるのか、無償化に踏み出せるのか、検討を進めてほしい」と要望しました。

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