教育・子育て

2017年3月 9日 (木)

子どもの貧困対策で3つの提案――代表質問③

 代表質問では、子どもの貧困対策として、①小学校給食費の無償化、②子どもの医療費無料化の18歳までの拡大、③就学援助の入学準備金の前倒し支給を提案しました。

 

 子どもの医療費無料化では、愛知県内では、4つの自治体が入通院とも、2つの自治体が入院のみ、18歳年度末まで医療費を無料にしています。厚生労働省は、子ども医療費の窓口負担を軽減している自治体にたいするペナルティを「未就学児まで」ですが、廃止することを決めました。これによって、名古屋市への国庫負担は1億2千万円余り増える見込みです。私は、ペナルティ廃止によって生み出されるこの財源も活用して、18歳までの無料化に踏み出すよう求めました。河村市長は、「犬山市などがやっている。なかなか泣かせるところがある。総合的に考えていきたい」と答弁しました。

 

 就学援助の入学準備については、国の補助単価が約2倍に引き上げられることにともなって、名古屋市の支給額も同額に引き上げられます。入学前への前倒し支給は、指定都市でも福岡市が昨年度の新入生から実施し、北九州市や熊本市が来年度の新入生から実施します。札幌市など中学校1年生のみ前倒し支給する指定都市も生まれています。昨年11月定例会での共産党議員の質問に教育長は、「他都市の事例の研究を行いたい」と答弁。私は、「他都市の事例の研究によって、事務手続き上の課題の解決方向は明らかになったか。2018年度の新入生から前倒し支給の実施を」と求めました。教育長は「事前支給の検討にあたっては、他都市の動向を注視しつつ、引き続き課題を整理する」と答弁しました。実施までもう一押しです。

2017年1月30日 (月)

図書館への指定管理者制度導入――住民説明会の周知を申し入れ

 Img_7706名古屋市は、志段味図書館に続いて、今年4月から緑、徳重、中村、富田の4図書館に指定管理者制度の導入を拡大します。この4館については、地域住民を対象とした説明会が2月に予定されていますが、人口が20万人を超える緑区や中川区でさえ、説明会の定員は20名程度にすぎません。 

 日本共産党市議団は本日、河村市長と杉崎教育長にたいして、①新たに指定管理者制度が導入される4館の説明会については、地域住民に広く周知するために、定員を限定せず、受け入れ体制をとること、②志段味図書館については、指定管理者制度試行導入の検証結果を住民に報告するなどの説明会を実施することを申し入れました。応対した鶴舞中央図書館の福井副館長は、定員にこだわらずに説明会の参加希望者を受け入れる、4館の館内に説明会開催を告知する掲示を貼り出すなど図書館利用者への周知を徹底すると答えました。 

図書館への指定管理者制度導入の説明会の日時・会場

◆中村図書館 2月16日(木)午前10時~11時、同図書館集会室

◆富田図書館 2月15日(水)午後4時~5時、同図書館集会室

◆緑図書館 2月11日(土)午前10時~11時 同図書館集会室

◆徳重図書館 2月10日(金)午後4時~5時 徳重地区会館集会室

2016年12月 7日 (水)

味鋺保育園の民間移管 いったん中止を求めて市長に申し入れ

Img_7614 日本共産党市議団は本日、河村市長にたいして市立味鋺保育園の民間移管のいったん中止を求める申し入れを行いました。

 

味鋺保育園は2018年度に民間への移管が予定されていますが、応募した社会福祉法人がなかったため、「市内保育実績5年以上」という公募要件を「3年以上」に引き下げて再公募を行い、保育実績3年の社会福祉法人が選定されました。ところが、その直後に、選定された「社会福祉法人やすらぎの郷」が運営する特別養護老人ホームで、男性職員による入所者への暴行が疑われる事件が発覚。現在、名古屋市が同法人にたいして調査を行っています。

 

 申し入れでは、①市の調査結果が明らかになるまで、民間移管の手続きを進めないこと、②移管日程に間に合わない場合、当面、市の責任で運営を継続することを求めました。

2016年11月29日 (火)

就学援助の入学準備金の入学前支給――河村市長「やるべきだと思う」

就学援助の入学準備金の支給の時期は、名古屋市では4月に申請し、6月支給となっています。小学校入学時には、ランドセルだけでも10,000円から40,000円程度かかります。中学校入学時には、制服やカバンなど1人あたり75,000円から80,000円が必要になります。名古屋市の入学準備金は、小学校入学で20,470円、中学校入学で23,550円と、実際にかかる費用と支給額が大きくかけ離れているいるだけでなく、支給時期も入学後になるため、保護者から「入学前に支給してほしい」という声が寄せられています。

 

入学準備金の支給を入学時に間に合わせる自治体が増えてきています。福岡市は、「学用品の購入時期への配慮、子どもの貧困対策」として、3月支給に前倒ししました。本日の市議会本会議で日本共産党の岡田ゆき子議員は、「名古屋市でも入学前に支給が間に合うようにすべきだ」と求めました。教育長は、①支給を受けた後に市外転出して名古屋市の学校に入学しない場合、②名古屋市での支給が終わった後に、市外から転入してきた場合の対応を検討する必要があるなど、「実施に向けた課題等を整理する必要があるため、他都市事例の研究を行う」と答弁しました。

 

これにたいして岡田議員は他市の事例を紹介。来年度から3月に入学準備金の支給を前倒しする八王子市では、支給後に市外に転出するケースについては、「申請した時点では必要だったことは間違いないわけで、市外に転出しても、スムーズに入学されるのであればいい」(同市担当者)として、返還を求めていません。4月以降の転入については、従来と同様に7月支給にするだけです。今年3月に前倒し支給を始めた新潟市も同様の対応をしているといいます。

 

「入学前に必要なお金を立て替えなければならないのは、経済的に苦しい家庭にとっては本当にたいへん。入学前に支給できるよう早く対応する必要があるのではないか」という岡田議員の重ねての質問に、河村市長は「前倒しすると喜んでもらえるなら、やるべきだと思います。勉強させてください」と答弁しました。

2016年11月13日 (日)

オータムフェスティバル天白会場であいさつ

Img_1032本日、地域別県民文化大祭典(オータムフェスティバル)の「ハートフル天白」に日本共産党名古屋市議団団長として招かれ、あいさつさせていただきました。初めて参加して、オータムフェスの盛大さに驚かされ、生徒と父母、教師、そして地域の人たちの大きなエネルギーが、私学助成の拡充など愛知の私学教育を前進させてきたのだと実感しました。 

 一昨年、私学関係者のみなさんが、私学助成の拡充を求めて169万筆余の請願署名を名古屋市会に提出されました。名古屋市の授業料助成は、愛知県の授業料助成の対象にならない高校生に対して、県の乙Ⅱランクにたいする一定の割合で支給されてきましたが、県が助成額を増額しても、名古屋市は増額しないという事態が起こったことから、その是正を求める請願署名でした。この請願は全会一致で採択されましたが、名古屋市は是正するどころか、今年度から、区分Ⅱを廃止し、所得制限の基準を引き下げ、授業料助成を受けられない世帯を増やしてしまいました。 

 河村たかし市長は、「名古屋市の私学助成は所得の高い人まで応援している。わしは庶民革命をモットーにしているので、所得の高い人は辛抱してほしい」といっています。しかし、これは、名古屋市の条例で定めている私学助成の理念とは相いれないものです。名古屋市の条例では、授業料助成は、「公私立学校間における父兄負担の格差是正を図り、もって教育の機会均等の原則を確保」するとうたっています。条例の理念は、公私間格差を是正し、すべての子どもに教育を受ける権利を保障するところにあり、単なる貧困対策ではありません。条例の理念にもとづいた私学助成の拡充こそ図らなければなりません。

2016年11月 8日 (火)

天白小学校の給食が民間委託へ

名古屋市教育委員会は、来年度に小学校給食調理業務の民間委託を拡大する5校を公表しました。天白区では天白小学校が委託される予定です。他には、桶狭間小(緑区)、山田小(西区)、瀬古小(守山区)、下志段味小(守山区)です。天白小学校では、11月29日(火)午前10時から同校相談室で保護者への説明会が予定されています。

 

小学校給食調理の民間委託は、今年度から大清水小(緑区)、西山小(名東区)、荒子小(中川区)の3校で始まっています。民間委託は、市職員の調理員が退職しても新規採用をしないことによる職員定数削減が唯一の理由です。学校給食は教育の一環であり、食物アレルギーの子どもも含めて安心・安全な給食が提供されなければなりません。ところが、委託された3校では、1学期に4回の異物混入などの事故が起き、「直営校のこれまでの件数より多い」ことを市教委は認め、杉崎教育長は9月議会での日本共産党議員の質問に、「異物混入があったことについてはお詫びする」と陳謝しています。民間委託の拡大は行うべきではありません。

2016年8月27日 (土)

応募ゼロの味鋺保育園の民営化は中止を

 名古屋市は111園ある市立保育園を78園まで削減・民間移管する計画を進めています。このほど、2018年度から民間移管する4園について移管先の社会福祉法人を公募しましたが、味鋺保育園については応募がゼロでした。市は再公募する方針ですが、公募要件が緩和される恐れがあります。日本共産党市議団は26日、味鋺保育園の再公募はせず、公立保育園として存続させるよう市に申し入れました。 

 公募要件では「社会福祉法人であること」(営利法人はダメ)、「名古屋市内で5年以上保育所などを運営していること」などとされています。申し入れで市議団は、「再公募をして公募要件が緩和されれば、保育所間で格差が生じ、保育の質を維持してほしいという保護者の願いに背くことになる」と指摘。「応募がゼロだった以上、民間移管は諦め、公立のまま存続を」と求めました。 

 天白区の島田第2保育園については、かろうじて1法人から応募がありました。天白区内で保育園を長年運営している社会福祉法人だそうです。待機児童対策としての保育園の増設は民間任せの一方で、公立園の運営まで民間に任せるやり方は、行政の責任放棄だといわなければなりません。

2016年5月19日 (木)

保育所等を利用できていない児童は585人

今年4月1日現在の名古屋市の保育所等利用状況が公表されました。「国の定義にもとづく除外児童数を除いた」待機児童数は3年連続でゼロです。しかし、保育所等(認定こども園、地域型保育事業を含む)を利用できていない児童は、昨年より39人増加し、585人となりました。このうち、特定の保育所等の利用を希望して待機している児童が584人。こうした児童が「国の定義」では待機児童数にカウントされません。 

保育所等の利用の中には、定員20人未満の0~2歳児のみを預かる地域型保育などを利用している児童も含まれていますので、認可保育所に入れなかった児童は、585人を大きく上回っていると思います。保育所等を利用できていない児童数が一番多い区は緑区(68人)。次いで、天白区(64人)、千種区(59人)、中川区・名東区(53人)となっています。

2016年3月27日 (日)

相生小「6年1組学級歌」――いじめシンポのあいさつで紹介

Dsc07039日本共産党名古屋市議団で「『いじめ』のない学校と社会をめざして」のシンポジウムを開きました。「尾木ママ」こと尾木直樹先生のユーモアを交えた講演は、ぐいぐい引き込まれ、「いじめ」という深刻な問題の解決に大きな光明がさすお話だったと思います。岩城副市長をはじめパネラーの方のお話やフロアーからの発言も、示唆に富んでいました。このシンポの内容は、なんらかの形で、参加されなかったみなさんにもお伝えしたいと思います。 

このシンポの主催者あいさつで私は、相生小学校の6年生がつくった「6年1組学級歌」を紹介しました。先日の相生小の卒業式で、卒業生が歌うのを聞いて、目に涙が浮かぶほど感激したからです。紹介したのは次の一節です。 

「友達100人つくろうと ワクワクドキドキ入学式 1年生は1、2、3 たった23人 忘れないよ 君の言葉『友達になろう』  絶交 けんか 殴り合い 口をきかないこともあったさ 『ごめんね』君の言葉 うれしかったよ けんかがあっても 何があっても 問答無用の一クラス でも君がいてよかったよ」

 

私は、「歌詞は、6年生みんなで話し合ってつくったそうです。こういうクラスだったら、『いじめ』を止めることができるのではないかと思いました」と述べました。尾木先生は講演の中で、この私のあいさつに触れてくださいました。子どもたちが「いじめ」を止める人間関係をつくることを、学校で、地域で、支えることも大切なことだと思います。

2016年3月 3日 (木)

奨学金返還支援制度と給付型奨学金の創設を要求――代表質問①

本日の市議会本会議で代表質問に立ちました。この中で、とくに河村市長に実施を求めたのは、奨学金返還支援制度と高校生を対象にした給付型奨学金の創設です。この2つの奨学金に関する事業は、予算編成過程で当局が予算要求しましたが、予算に計上されませんでした。 

私は、予算編成が市長査定の段階にあった1月29日、奨学金を返し続けている青年などが河村市長と面会し、奨学金返還支援制度の創設などを要望したときに出された切実な声を紹介し、「市長は、奨学金の返還に苦しむ若者たちの切実な思いを受け止めたのではないのですか。どうしてこの2つの奨学金に係る事業を予算計上されなかったのですか。若者が貧困から抜け出すために、ぜひとも実施していただきたい」と迫りました。 

高校生を対象にした給付型奨学金は、名古屋市以外の旧五大都市ではすでに支給されています。一方、奨学金返還支援制度は、名古屋市が実施すれば、政令指定都市では初めてになります。市長は「奨学金はええことだ。ほんとにやりたい。言っているだけではいけませんので、真剣に考えて、ほかの都市も大至急調べて、働く子どもを大いに応援したいと思います」と答弁しました。何としても実現させたいと思います。

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