大阪万博への修学旅行は慎重な対応を――教育長に要請
日本共産党市議団は6月11日、市立学校の修学旅行先として大阪・関西万博を活用することについて、慎重に対応するよう坪田知広教育長に要請しました。名古屋市教育委員会は昨年3月、市立学校長にたいして「修学旅行等における大阪・関西万博の活用について」の文書を送付しました。市教委によると、「中学校の来年度の修学旅行先は、多くは東京方面だが、万博があるので大阪方面に決めた学校もある」とのことです。
大阪万博は、子どもたちの安全に関わる次のような問題点があります。◆今年3月に万博会場の夢洲でガス爆発事故。夢洲では現在でも可燃性ガスが発生。◆バス駐車場から会場入り口まで1キロ近い徒歩移動を強いられる。◆屋根付き団体休憩所(2千人規模)は小学生優先でピーク時は混乱。 中学生の昼食場所の確保や熱中症対応、雨天時の対応が難 しい。◆万博会場は人工島。地震など災害時の避難経路が不明確。
このままでは「いのち輝く」をテーマに掲げる万博が、子どもたちに「いのちの危険」を生じさせる事態になりかねません。日本共産党は、大阪万博そのものの中止を求めていますが、会場の安全性に対する懸念や不安が解消されないなかで、修学旅行先として推奨すべきではありません。
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