トイレの男女格差――日本ガイシホール(総合体育館)の場合
鉄道駅や公共施設などのトイレでは、女性が男性よりも長く並んで待たなければならないという男女格差があります。私は、市議会総務環境委員会の決算審査で、名古屋市総合体育館の日本ガイシホールのケースを取り上げました。
日本ガイシホール(第2、第3競技場なども含めて)には男女それぞれ15か所のトイレがあります。便器の数は、男性は小便器と大便器(個室)を合わせて134。女性は個室が97。便器の数では男性用は女性用の1.38倍です。ところが、用を足すには女性の方が時間がかかります。中日本高速道路の調査(2014年)によると、女性の個室利用時間は、男性の小便器利用時間の2.5倍かかっています。
山口県の萩市では、「公共施設のトイレにかかる整備方針」の中で、「男性小便器数と女性便器数の比は概ね1:2を目安とする」という取り組みが行われています。政府も「男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン」で、避難所については、「女性用トイレの数は、男性用トイレの数に比べ、多くする」と示しています。
日本ガイシホールでは昨年度、トイレの改修工事が実施されました。私は「トイレ改修の際にトイレの男女格差について考えなかったのか」と質問。市スポーツ市民局は「日本ガイシホールのトイレは、男性トイレを女性トイレに変更できる仕様になっているので、イベントの際には女性トイレの数を増やしている」と答弁しました。私は、「工夫はされているが、そうせざるをえないトイレの男女格差という現実がある。ジェンダー平等の視点の一つとして、公共施設や地下鉄駅におけるトイレの男女格差の解消という問題意識をもってほしい」と指摘しておきました。
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