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2023年7月

2023年7月19日 (水)

高坂小としまだ小の統合で通学区域が柔軟に

 高坂小学校としまだ小学校が統合して、「たかしま小学校」が来年度開校します。2024~25年度の2年間は、現在の高坂小の場所に統合校を開校し、その間にしまだ小の場所で統合校の新設工事を行い、2026年度中に新校舎(しまだ小の場所)に移転する予定です。

 統合にあたっては、現在のしまだ小までの通学距離が長くなる高坂学区の久方二丁目・三丁目の児童について、通学距離が近い相生小または緑区の桃山小への通学を選択できるようになりました。また、高坂小での統合時の2年間、通学距離が非常に長くなるしまだ学区の高島二丁目の児童について、通学距離が近い黒石小(緑区)を選択できるようになりました。

 こうした「通学区域の柔軟な対応」を名古屋市教育委員会が行うことにしたのは、とくに高坂学区の住民や保護者から統合に反対する大きな声があがったからだと思います。私も市議会の本会議で3度にわたって「高坂小を残してほしい」という住民の声を届けてきました。統合について協議してきた有識者による審議会は、統合プランにたいして異例の配慮事項を付し、その中で通学区域については「起伏のある地域であることを踏まえ、児童の通学時の負担面や安全面などを考慮し、通学先となる学校について柔軟な対応を検討」することを求めました。教育委員会は住民の反対を押し切って一方的に統合を決定してしまいましたが、住民・保護者が声をあげたことで、その声を統合にあたって反映せざるをえなくなったのです。

 緑区桃山学区に隣接する高坂学区の島田黒石の南端の方から、「桃山小に通えるようにしてほしい」という要望をいただきました。教育委員会に要望していますが、対象区域(久方二丁目・三丁目)を限定しないと収拾がつかなくなると拒否しています。教育委員会が統合を決めたのですから、真摯に対応してもらいたいと思います。

2023年7月14日 (金)

どうする「相生山の道路」――今秋、市が「折衷案」公表

 2004年に着工し、2010年から工事が中断している「相生山の道路」=弥冨相生山線。河村市長が2014年12月に道路事業廃止を表明したにもかかわらず、速やかに都市計画変更を行わなかったために、「道路廃止」と「早期開通」で地元住民の意見の対立が再燃しました。2021年3月、市は有識者による学術検証懇談会を開催。有識者から「道路をフルスペックではないけれども造れば、必要な効果を得ることができる。相生山緑地のような場所をきちんと名古屋にも残しておくという価値観と折衷できる案を」などの意見が出され、市は昨年度から「折衷案」の検討を進めています。

 日本共産党市議団は7月12日、「相生山の道路」について市緑政土木局からレクチャーを受けました。「折衷案」について道路建設課長は「今年秋に公表し、地元や市民に説明する予定。3つの案を検討している」と説明。「『園路』もダメという人たち、計画通りに道路開通を求める人たちの両者が納得のいく案にはならないだろう」といいます。道路の廃止と開通を「折衷」させるというのは、至難の業です。どのような「折衷案」が示されるかわかりませんが、私は、道路建設を再開するものであってはならず、ヒメボタルが生息し続けることができるなど自然環境を保全するものでなければならないと考えます。

 日本共産党市議団は市当局からレクチャーを受けた後、工事が中断している弥冨相生山線の現場を視察しました。自然の再生力はすごく、シェルターの上にも草木が茂っていました。橋桁の架かっていない橋脚も草木の中に埋もれていました。
20230712

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