引き続き市議団長として公約実現にがんばります
日本共産党名古屋市議団は4月24日、新年度の団役員を発表しました。私は引き続き団長を務めます。先の名古屋市会議員選挙では、日本共産党は3議席にとどまり、前回の市議選で獲得した5議席から後退する残念な結果となりました。その最大の要因は、自力の後退にあると考えています。
一方で、私たちの訴えは共感を広げたと思っています。とくに、物価高騰が暮らしを直撃しているもとで、学校給食無償化を実現させようという訴えは、公園で遊んでいる親子や子どもたちなどにも大きな共感が広がりました。他会派の議員の中にも小学校給食無償化を公約に掲げた方がおられますので、他会派の議員とも共同して、唯一背を向けている河村市長の姿勢を変えさせ、何としても実現したいと思っています。この他、奨学金の返還支援制度、高すぎる国民健康保険料と介護保険料の引き下げ、加齢性難聴者の補聴器購入助成など、選挙で掲げた公約実現のために市民のみなさんと力を合わせてがんばります。
今回の選挙では、岸田政権が進める大軍拡=「戦争国家づくり」ストップを正面から訴えてたたかいました。河村たかし市長は、市議会の答弁で「憲法9条2項は世にも恐ろしい条文だ」といってはばからない9条改憲論者です。こうした市長のもとで、名古屋市民の大軍拡ストップ・平和の願いを届ける議席として、日本共産党市議団の役割は大きいと思っています。
河村市政にたいしては、個々の政策課題では一致できる点を探求しつつ、今後も河村市政とは正面から対決してまいります。それは、河村市政が中部国際空港2本目滑走路建設、天守閣木造化、さらには徳山ダム連絡導水路事業を容認するなど、大型開発・大型事業を推進する一方で、国民健康保険料や介護保険料の値上げ、保育園・療育センター・図書館などの民営化・民間委託を推し進めているからです。
わが会派は非交渉会派ですが、3人の議員が団結して、河村市政と対決しつつ、市民運動と共同して市政を前に進めるために力を尽くしたいと決意しています。