防犯灯のLED化助成 促進策を提案
町内会・自治会などが設置・管理している防犯灯を蛍光灯からLED灯に交換したり、LED灯を新設したりする場合に、名古屋市が経費の一部を助成する制度があります。しかし、昨年度は予算で見込んだ件数の4割弱しか申請がありませんでした。私は、市議会総務環境委員会の決算審査で、LED化促進のための提案を行いました。
防犯灯LED化の目的は、市の地球温暖化対策の実行計画では、「防犯力の向上とともに、省エネルギーやCO2排出量削減を図るため」とされています。ところが、LED化助成のPRリーフには、地球温暖化対策やCO2削減という言葉が一言もありません。私はこのことを指摘し、「地球温暖化対策のためということをPRすることによって、LED化の動機づけになる」と質問。市当局は「温暖化対策へのメリットなど環境面の効果も市民に伝わるようにしたい」と答弁しました。
学区連絡協議会に対する市の補助金(安心・安全で快適なまちづくり活動補助金)でも防犯灯を設置できますが、蛍光灯の防犯灯しか設置できません。私は、「ある町内会が、防犯灯の器具が壊れ、LED灯に交換しようとしたが、助成申請の締め切りが過ぎていたので、学区連協に相談したが、蛍光灯でないとダメとのことだったので、町内会で全額負担してLED灯に交換した」という事例を紹介。学区への補助金でもLED灯設置が可能となるよう改善を求めました。私の質問に関連した自民党市議への答弁で、市当局は「補助対象の見直しを検討する」と答弁しました。
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