コロナ検査キットも保健所職員も足りない!
新型コロナのオミクロン株の感染急拡大によって、名古屋市でも新規感染者数が毎日1000人を超えています。ワクチンの3回目接種の迅速化とPCR等検査の拡大が求められているのに……。
「事業所や学校などでの濃厚接触者の検査は当面実施せず、10日間の自宅待機を」――24日に名古屋市がこうしたお願いを出しました。PCR検査の検査試薬や抗原検査キットが不足し、検査できない状況が発生したからです。日本共産党は、コロナ感染の発生当初から、「誰でも、いつでも、無料で」受けられるPCR等検査の体制を国の責任つくるよう求めてきました。ところが、検査キットは〝輸入頼み〟でした。検査の拡大に背を向けてきた自公政権のしわ寄せが、名古屋市と市民にも及んでいます。
「保健センターでの積極的疫学調査や健康観察体制が非常にひっ迫しているので、公害保健業務等を中止・縮小する」――同じく24日に名古屋市が発表しました。一時的に中止または縮小される保健センターの業務は、公害保健業務の他に介護予防事業、食育、歯科保健、精神保健福祉、母子保健などです。これらの業務に携わる職員が、コロナ感染対応の応援に回ります。名古屋市は今年度、保健センターの正規職員を一人も増員せず、岸田政権は来年度予算案に保健所の人員増に向けた新たな施策を盛り込んでいません。保健所・保健センターの体制強化を図るべきです。
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