河村市長がリコール署名「受任者」募る――〝中心人物〟だ!
大量の不正署名で民主主義を冒涜した知事リコール運動。河村市長は、署名を集めることができる受任者募集も主導しました。河村たかし事務所で保管している2010年の市議会リコール署名の受任者名簿のデータを「知事リコールの会」に提供しただけでなく、「名古屋市長 河村たかし」の名前で「受任者のお願い」文を作成し、これに「受任者募集はがき」を同封して約3万4千人に郵送しています。
封筒の差出人は、河村事務所で市議会リコール受任者名簿を管理している「ネットワーク河村市長」です。さらに、「受任者のお願い」文の印刷の一部(1万枚)は河村たかし事務所で行ったそうです。市議会総務環境委員会での私の質問にたいして、河村市長が明らかにしました。
リコール署名では、必要な署名数が集まるかどうかは、受任者をどれだけ集めるかにかかっています。リコール署名運動の成否を握る受任者を組織するために、自らの事務所で管理している名簿を使い、自らの名前で協力を呼びかけた河村市長は、まぎれもなくリコール運動の中心人物です。河村市長には、署名運動で不正が起こったことへの政治的責任、市民の多くが賛同したかのように装われて市民の名誉を傷つけた道義的責任が問われています。