ベルリンの「平和の少女像」撤去要求の書簡送付に抗議し、撤回を求めて申し入れ
名古屋市がドイツ・ベルリン市のミッテ区長あてに、河村市長名で「平和の少女像」の撤去を求める書簡を送付した問題について、日本共産党名古屋市議団は本日、強く抗議するとともに、撤回を求める申し入れを名古屋市に行いました。松雄観光文化交流局長が応対しました。
私たちが抗議と撤回を求めたのは、「日本軍『慰安婦』に関する河村市長の誤った歴史認識を名古屋市が世界に広める」(申し入れ書)ものだからです。日本軍「慰安婦」に関する河村市長の主張は、「強制連行」の有無や「性奴隷」という表現、さらに慰安婦の人数を持ち出して、旧日本軍が犯した重大な戦争犯罪を免罪しようというものにほかなりません。政治家である河村たかし氏が歴史修正主義の立場に立っていること自体も看過できませんが、今回の書簡は、名古屋市としての公式の書簡であり、名古屋市が歴史を改ざんする立場に身を落としたことを世界に公言したことになります。
書簡では、「平和の少女像」について、「極めて政治的な主張であることに加え、歴史的な事実も考慮していない」と決めつけています。申し入れではこの点を問いただしましたが、外務省の立場(同省HP掲載の「慰安婦問題についての我が国の取組」)の範囲でしか回答はありませんでした。この外務省の立場は、日本政府の見解である「河野談話」に立脚せず、歴史の事実を踏まえないものです。
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