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2020年10月

2020年10月21日 (水)

新婦人天白支部がPCR検査の拡充もとめる署名提出

 本日、新日本婦人の会天白支部が、独自に集めた「PCR検査を抜本的に拡充し、新型コロナ感染拡大から市民のいのちと暮らしを守る緊急要請」署名を名古屋市に提出しました。私も同席しました。

 署名では、PCR等の検査について、「『誰でも、いつでも、何度でも、無料で』受けられるように取り組むこと」「医療機関、介護・福祉施設、保育園・幼稚園・学校など集団感染のリスクが高い施設で働く職員、出入り業者に定期的な検査を行うこと」を求めています。また、「保健所・保健センターの人員を含めた体制の強化」なども求めています。

 名古屋市は10月30日から、感染者が発生した高齢者施設や障害者(児)施設などの職員、利用者が、任意でPCR等検査を行った場合に、検査費用への補助を始めます。1件あたり1万円が上限です。これは一歩前進ですが、「感染者の発生」の有無にかかわらず、高齢者施設などの職員・利用者などを対象とした検査を行うこと、また、その検査は自己負担をともなわない「行政検査」として実施することを求めます。
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2020年10月12日 (月)

児童相談所職員の残業時間 年1000時間以上が9人

 市議会総務環境委員会での決算審査で、私は市職員の長時間労働について質問しました。昨年度、年1000時間以上も残業した職員が17人、そのうち児童相談所の職員が9人いたことが明らかになりました。私は、職員を増やして長時間労働を是正するよう求めました。

 

 昨年度、「働き方改革」と称して労働基準法が改正され、市職員についても人事委員会規則が改正されて残業時間の上限規制が導入されました。年720時間、月100時間未満が上限です。ところが、名古屋市役所ではこれに違反する長時間労働が横行しています。昨年度、残業時間が年720時間超の職員が151人、月100時間以上が253人で、前年度よりも増加しました。

 

 とくに深刻な職場は、児童虐待の相談件数が急増している児童相談所です。なかには年間1196時間という、過労死ラインの月100時間の残業を年間を通して続けていた職員もいました。こうした長時間労働は、職員から「ゆとり」を奪い、子どもたちを虐待から守る業務にも影響を与えるのではないでしょうか。公務労働は市民サービスに直結しています。私は、「長時間労働は、職員の人間らしい労働を損なうとともに、市民サービスにも影響を与える問題ではないか」と追及しました。

 

長時間労働が是正されない背景には、市職員を削減してきた定員管理に問題があります。「職員を増やさなければ、長時間労働は是正されない」と、私は迫りました。これにたいして総務局の行政改革推進部長は「(児童相談所の)体制強化を考えなくてはいけない。子ども青少年局と調整しながらしっかり進めてきたい」と答弁し、児童相談所職員を増員する方向を示しました。

 

 私に続いて自民党の市議もこの問題を取り上げました。自民党市議は、児童虐待問題に関して河村市長がかつて、「人を増やせばいいというものではない」と語っていたことを紹介。「定員管理で人を減らして財源を生み出し、5%減税をやった。職員不足でサービスが低下するのではないか。定員管理の総枠の考え方が限界にきている」と追及しました。共産党と自民党が、市職員の定員管理のあり方についてタッグを組んで追及するという事態になりました。

 

2020年10月 9日 (金)

戸笠池の悪臭問題――環境局「ヒシの繁茂も要因」

 市議会総務環境委員会での決算審査で、私は、ため池の悪臭問題を取り上げました。

 昨年の夏、戸笠池周辺の住民から「悪臭がただよい、気分が悪くなり、眠れなかった」などの声を聞きました。戸笠池では、ヒシという植物が昨年夏、池の水面をびっしり覆いつくしました。私はその様子を写した写真を掲げて、「ヒシが枯れて池に沈殿し、水質が悪化し、悪臭が発生したのではないか」という住民の意見を紹介し、「ため池の悪臭の原因について研究されていないか」と質問しました。環境局の地域環境対策課長は「植生が繁茂しすぎて、それが枯れて悪臭を発生することはある」と答弁しました。

 私は昨年来、住民と一緒に、戸笠池を管理している天白土木事務所に悪臭対策を要望しました。天白土木事務所は住民の要望を受け止めて、今年の8月と10月、戸笠池でヒシを除去する作業を行いました。これで効果が上がるのか、検証していくことになっていて、「今年の夏は昨年と比べて匂いは少し弱まった」と住民の方は話していました。

 環境局は、水を汲みだして底面を乾燥させる「池干し」をため池で行っています。昨年度は庄内緑地のガマ池で、子どもや地域住民など269人が参加して行われています。「池干し」は、生態系の保全・再生が目的ですが、私は決算審査で「池干しによってヒシの発生を止めることはできないか」と質問。「よくわからない」との答弁でしたので、私は「池干しによるヒシの発生抑制の効果について研究してほしい」と求めておきました。

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