被爆者行脚――河村市長は「ヒバクシャ署名」に賛同を
県内すべての自治体を訪問する「被爆者行脚」に取り組んでいる愛知県原水爆被災者の会(愛友会)が10月31日、名古屋市への要請を行いました。私も同席しました。愛友会の金本弘理事長代理は「被爆者行脚を52年間続けてきたが、名古屋市の回答はここ数年ほとんど同じ。被爆者の体験を聞いて、援護対策を前進させてほしい」とあいさつ。広島で被爆された沢田昭二名古屋大学名誉教授などが被爆体験を語りました。
名古屋市への要請では、「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(ヒバクシャ署名)への河村たかし市長の賛同を求めましたが、市長は応じていません。ヒバクシャ署名が求めている核兵器禁止条約は、世界では70カ国が調印し、批准国は27カ国に広がっています。ヒバクシャ署名に署名した自治体首長は1173市区町村となり(9月10日現在)、政令指定都市では20市中16市の市長が署名。河村たかし名古屋市長は、署名していない数少ない市長の一人です。
私も市議会の代表質問で署名への賛同を求めたことがありますが(2017年2月議会)、市長は北朝鮮のミサイル発射を持ち出して拒否しました。被爆者をはじめとする市民の願いに背を向けるものといわなければなりません。
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