政治倫理条例案の骨子案(たたき台)を提示
減税市議による違法ブロック塀の設置問題、自民党市議による議運視察先での暴言問題――。政治倫理をめぐる市会議員の不祥事が絶えません。政治倫理の確立のためには政治倫理条例の制定が必要です。日本共産党市議団が6月5日に開いた市政懇談会で、その条例の骨子案の「たたき台」を示し、私がポイントを紹介しました。
第1は、市会議員が遵守すべき政治倫理基準を具体的に示していることです。この中では、ハラスメント行為や「口利き」も禁止しています。第2は、政治倫理審査会の設置です。審査会の委員は有識者や公募市民で構成し、疑惑の解明に必要な調査を行うことを任務とします。第3は、「市民の調査及び審査請求権」です。議員が政治倫理条例に反する行為をした疑いがあるときに、市民や議員が議長にたいして調査・審査を請求することができるようにしています。第4は、「市民の問責権と議員の説明義務」です。政治倫理条例に反する行為が審査会から認定された議員などにたいして、市民が議員に説明を求めることができるようにしています。
私は、市政懇談会で「市民意見を踏まえて条例『骨子案』を練り上げ、他会派に共同提案を働きかけたい」と表明しました。
« 暴言問題の真相究明、ハラスメント防止を――議長に申し入れ | トップページ | 木材保管庫に3億円余――天守閣「まず解体」「まず木材調達」は乱暴 »
「名古屋市議会・議会改革」カテゴリの記事
- 河村市長の辞職に不同意の討論(2024.10.11)
- 再審法改正を求める意見書 全会一致で採択(2024.10.03)
- 共産党など少数4会派共同で議長に申し入れ(2024.06.05)
- 議員報酬800万円条例案――減税ナゴヤ幹事長「当面出せない」(2023.09.22)
- 減税日本が提出を見送った議員多選自粛と報酬削減条例案(2023.09.08)
コメント
« 暴言問題の真相究明、ハラスメント防止を――議長に申し入れ | トップページ | 木材保管庫に3億円余――天守閣「まず解体」「まず木材調達」は乱暴 »
今回のことをみても、倫理条例は必要です。委員会を見ても、一部の議員ですが、パワハラ的な意見や体質を感じます。何も変わっていません。仕返しが怖くて何も言えない議会。威張る人が勝ちの議会運営を感じます。諦めずにがんばることだと思います。
投稿: 高木予枝子 | 2019年6月18日 (火) 12時10分