東山公園などの都市計画の見直し検討中
市議会では昨年度の決算審査が行われています。本日の都市消防委員会で私は、長期未整備公園緑地の都市計画の見直しについて質問しました。この都市計画の見直しは、昨年12月に名古屋市緑の審議会が答申した長期未整備公園緑地を中心とした公園緑地のあり方についての提言を踏まえて検討されています。私の質問に住宅都市局は、「宅地化が進行した区域は、これまで道路などで区切られた街区単位に見直しをしたが、今回は街区単位にとどまらず、よりきめ細かな区域の見直しを検討することにした」と答弁しました。
私は、昨年の9月議会の本会議質問で、樹林地の中に宅地化が進んだ区域が存在している東山公園の天白渓地区について、樹林地を保全しながら住民が住み続けることができるよう、都市計画の見直しを求めました。これにたいして、新開副市長は「都市計画公園の区域内であることにより良好な自然環境が残されてきた経緯や、土地利用の状況、樹林地保全の観点などを踏まえて、……総合的に考えていきたい」と答弁しました。
この私の質問後に、緑の審議会の答申が出ました。私は本日の委員会で、「東山公園の天白渓地区についても、よりきめ細かな区域の見直しを検討してきたのか」と質問。住宅都市局は、個別の公園緑地への言及は避けましたが、「樹林地に入り込むように宅地化が進行している区域についても、きめ細かな見直しの可能性について検討している」と答弁しました。
長期未整備公園緑地の都市計画の見直しについては、11月に新たな見直し方針と整備プログラムの案が公表されるようです。私は本日の委員会で、天白渓地区のように住民から要望が出されている公園緑地については、地元の要望に応えながら、よりきめ細かな区域の見直しを行うよう求めました。
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