被爆した県民の証言 戦争資料館で放映へ
6月26日の市議会本会議で、日本共産党の山口清明議員が「核兵器禁止条約」を踏まえた名古屋市の取り組みについて質問しました。山口議員は、「被爆パネル展や被爆者の証言を聴く会など、被爆体験の継承を柱に核兵器廃絶に向けた取り組みを進めましょう」と提案。これにたいして総務局長は「『愛知・名古屋 戦争に関する資料館』で、愛知県民による当時の広島・長崎での被爆体験談を放映することを予定している」と答弁しました。さらに、「今年の夏までに始めるべきだ」と求めた山口議員に、総務局長は「夏頃を目途に放映できるよう調整を進める。放映にあたっては被爆者の方々にもお知らせしたい」と答弁しました。
山口議員は河村たかし市長にたいして、今年の平和首長会議の総会に市長自ら出席することやヒバクシャ国際署名にサインすることなどを求めましたが、市長は「(国に先んじて)空襲被害者への補償を始めた精神でやっていきたい」と答えるにとどまりました。