河村市長になって2万円余も値上げされた介護保険料――代表質問④
代表質問では介護保険料の引き下げも求めました。65歳以上の介護保険料の基準額は、介護保険制度が始まった当初は年額34500円でしたが、現在は70720円と2倍以上に引き上げられています。河村市長になってからも2回の保険料改定で、1.4倍以上も値上げされ、年間で2万円余りも負担が増えました。名古屋市の介護保険料は、愛知県下の自治体の中で3番目に高い保険料となっています。
介護保険料の思い切った引き下げのためには、市の一般財源を投入する必要がありますが、当局は「厚生労働省から、市町村が独自に公費を投入して保険料を軽減することはできないとの考えが示されているため、制度上困難である」というかたくなな姿勢。しかし、厚生労働省の通知は、あくまでも地方自治法上の助言であって、かつて厚生労働大臣も、国は助言するけれど、公費投入をやめろとまでは言っていないと国会で答弁しています。
私の質問に健康福祉局長は、「介護保険料は約2倍となっており、高齢者の負担は大きくなっている」という認識を示しましたが、「法令で定められている負担割合を超えて一般財源を投入し、保険料を引き下げるということは考えていない」と答弁しました。一般財源の投入については、これまでの「制度上困難」という答弁から「考えていない」という答弁になりました。だったら、ぜひ考えてもらいたいと思います。なお、国にたいしては、「保険料のさらなる負担軽減策を講じるよう要望していく」との答弁がありました。
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