長期未整備公園緑地の都市計画の見直しを――名古屋市緑の審議会が答申
名古屋市緑の審議会は21日、「新たな時代に対応した公園緑地のあり方について―長期未整備公園緑地を中心として―」に対する答申を市長に行いました。答申では、長期未整備公園緑地について、「選択と集中」による事業転換が提起されています。
長期未整備公園緑地については、厳しい財政状況のもと、現行の整備プログラム通りに事業を進めていくことが困難になっています。また、樹林と宅地が混在している区域では、都市計画の見直しを求める声が住民からあがっています。答申では、「長期にわたり樹林地以外の土地利用がなされているまとまりのある区域については、隣接する樹林地への影響等を考慮の上、都市計画の見直しについて検討」することが考えられるとしています。そして、都市計画の見直しにあたっては、「樹林と宅地が混在している区域については、区域を更に細分化する」など、「事業が必要な区域を更に絞り込む必要がある」としています。
私は、今年の9月議会の本会議質問で、樹林地と宅地が混在している東山公園計画区域内の天白渓地区について、樹林地を残しながら住み続けたいという住民の要望を取り上げて、公園計画の見直しを求めました。そのときの副市長の答弁は、「土地利用の状況、樹林地保全の観点などを踏まえ、総合的に考えていく」という答弁にとどまりましたが、審議会が都市計画の見直しまで踏み込んだ答申を出したのですから、この答申に沿って、天白渓地区の公園計画の見直しを検討すべきです。
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