河村市政への評価わかれる――共産党市議団の市政アンケート
日本共産党名古屋市議団は、9月下旬から市政アンケートに取り組んでいます。返信用封筒を付けたアンケート用紙を市内の60万世帯余りに配布したところ、いままでに1万6千通を超える回答が返信されています。私たちは2年に1度、市政アンケートに取り組んでいますが、今回の回答数は前回の3倍以上にのぼっています。
アンケートでは、河村市政について、「満足」「ある程度満足」が合わせて39%、「大いに不満」「少し不満」が合わせて37%と、評価が分かれています。自由記載欄にはたくさんの意見が書き込まれていて、河村市政に満足している人の意見では、「何はともあれ自分の給料を下げている。それだけでも誰にもできることではない」など、市長給与の削減が評価する理由としてもっとも多くあがっています。
アンケートでは、議員報酬の引き上げについて、「白紙に戻す(年額800万円)」と答えた人が64%にのぼっており、議員報酬引き上げへの怒りが、給与を引き下げている河村市長の評価を高めていると思います。なお、日本共産党市議団は、報酬引き上げに反対し、増額分は寄付することにして使っていません。
河村市政に不満と答えた方の意見では、「目立つ経済系のことには力を入れているけれど、生活の本質的な部分、福祉系のことには力を入れていないように見える」「名古屋城木造化、SL運行、リニアなど税金の使い方がおかしい。もっと福祉、教育に力を入れてほしい」「パフォーマンスはやめて、市民生活重視の政治をしてほしい」など、大型事業優先で、市民の福祉や暮らしがなおざりにされていることへの批判が目立ちます。
名古屋は一番訪れたくない都市などといわれています。アンケートでは、「一番行きたくない都市なら、福祉の充実で子育て、老人など日本一住んでみたい都市にすればよいと思う」という意見がありました。大型事業に熱中することよりも、福祉・暮らしの充実で、「日本一住みたい都市」にすることこそ、暮らしの悪化に苦しむ市民にたいする名古屋市政の責任ではないでしょうか。
« オータムフェスティバル天白会場であいさつ | トップページ | 「まずは耐震補強」が52%――共産党市議団の市政アンケート② »
「市政全般」カテゴリの記事
- 「金持ち減税」やめて、保険料値上げストップ、生活支援に(2024.03.21)
- 除草・樹木剪定の委託契約で不自然な入札結果――平均入札額を最低制限価格にしているから?(2023.11.25)
- “金持ち減税”も大型事業も行き詰まり――決算反対討論(2023.10.11)
- 物価高騰から市民の暮らしと営業を守る――日本共産党名古屋市議団の緊急提案(2022.11.22)
- 物価高騰からくらしと営業を守る申し入れ(2022.05.23)
« オータムフェスティバル天白会場であいさつ | トップページ | 「まずは耐震補強」が52%――共産党市議団の市政アンケート② »
コメント