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2016年10月 6日 (木)

名古屋城天守閣木造復元の「2年延長」は根拠なし

 名古屋城天守閣の木造復元について河村たかし市長は、今夜の市議会経済水道委員会で、2020年7月としていた完成時期を2年延長し、2022年7月をメドにしたいと表明しました。これは、公募型プロポーザルの「公告」で「天守閣の竣工は平成32年7月31日まで」と明記した公募の前提条件を、優先交渉権者の選定後に変更するものであり、公正公平な契約手続きを踏みにじる行為です。断じて認められません。

 

 「竣工時期を変更できることが、公募型プロポーザル実施広告のどこに記されているのか」という日本共産党の江上博之議員の質問に、市観光文化交流局は「公告の中ではうたっていない。竹中工務店の責めに帰すものでなく、市の判断で延長するもの」と答弁。江上議員は「根拠がないことをやっていいのか」と追及しました。審議されている補正予算案は木造復元の基本設計費。6月議会で観光文化交流局が提出した補正予算案の説明文では、「2020年7月までに名古屋城天守閣を木造で復元するため、基本設計等を実施」となっています。「提案理由を勝手に変える先例はあるのか」という江上議員の追及に、渡邊局長は「覚えがない」と先例がないことを認めました。完成時期を変更するなら、いったん補正予算案を撤回し、出し直すのがスジです。

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