みどりが丘公園に樹木葬墓地を――名古屋市も情報収集を開始
「名古屋市の墓地公園である『みどりが丘公園』で樹木葬ができたらいいね」――こうした市民の声を、土木交通委員会での決算審査で日本共産党の藤井ひろき議員が取り上げました。市緑政土木局は「樹木葬について問い合わせもあるので、アンケートを実施し、他都市の状況や先進事例の情報収集を始めている」と答弁しました。
藤井議員は他の自治体の状況を紹介。横浜市の「合葬式樹木型」という新たな墓地では、永年使用料が14万円、管理料は6万円と低価格。長久手市の卯塚墓園の樹木型合葬式墓所(写真。長久手市のHPから)は、納骨時に別途使用料が必要ですが、永代使用料は15万円です。名古屋市は昨年度、「お墓」に関するアンケートを実施しています。このアンケートでは、お墓を持つことへの問題点や心配事について、「こどもに負担をかけたくない」52.5%、「お墓が遠いと墓参りが大変」40%、「墓石や使用料など費用負担」36.6%が上位を占めていました。アンケートでは樹木型墓地の必要性についても問うており、「あったほうがよい」が42.5%でした。
藤井議員は、「樹木葬墓地は、使用料が安い、こどもに負担をかけない、無縁化を防ぐ、墓地公園としての魅力アップという4つの効能がある。みどりが丘公園でも取り組むべきだ」と求めました。
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