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2016年10月 6日 (木)

建て替え対象の市営住宅は約1万戸 リフォームなどの対策を

 市議会都市消防委員会で私は、市営住宅の建て替えについて質問しました。昨年度は当初予算で304戸の着工を予定していましたが、半分の154戸しか着工できませんでした。建設費の半分を占める国費の「内示割れ」によるものです。今年度も同様の事態が起こっています。市住宅都市局は、「昭和45年度以前に建設された市営住宅を建て替え対象にしているが、約1万戸ある。今のペースでは、建て替えに数十年かかる」と答弁しました。

 

 建設から50年近く経つ昭和40年代前半に建設された市営住宅は、「間取りや設備が陳腐化している」と住宅都市局長も本会議で答弁しています。私は、「陳腐化した市営住宅をこの先何十年も放置し続けるのか。何らかの対策を打たなければいけない」と質問。市住宅都市局は「全棟全戸の住宅カルテをつくり、どのように活用していくのか計画を立てる。その中で検討していく」と答弁しました。

 

 私は、2002年6月定例会の本会議質問で、古い市営住宅を全面的にリフォームする事業(トータルリモデル事業)の実施を提案し、当時の住宅都市局長は「事業の可能性について検討したい」と答弁しています。「市営住宅の全面的なリフォームについては検討しなかったのか」という私の質問に、市住宅都市局は「検討したが、入居者を一時的に移転することが国の規定ではできないことがわかったので、断念した。国に既定の緩和を働きかけたい」と答弁。市住宅部長は「リフォームや長寿命化などをやらなければいけないところも出てくるので、それを含めて全体計画をつくっていきたい」と答弁しました。

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