レゴランドなどのための市営駐車場建設問題
本日の市議会都市消防委員会では、金城ふ頭で建設中の市営駐車場の管制機器の取得議案について質疑しました。この市営駐車場は、レゴランドや商業施設、リニア・鉄道館、国際展示場への来場者のために、5000台が駐車できる巨大なものです。駐車券発行機や精算機、ゲートなどの管制機器は、指定管理者である名鉄協商が製作・設置し、名古屋市が3億円余+10年間の利息で買い入れます。
駐車場の建設費や管理運営費などは駐車場料金で賄い、委員会に市が提出した収支計画では、16年目に単年度収支が黒字化し、30年目に累積収支が黒字化するとしています。これは、レゴランドなどが30年間は営業を続けることが前提です。私は、「レゴランドなどが途中で撤退することはないのか」と質問。市当局は「30年継続する保証があるわけではないが、実績では信頼できる運営会社だ」と答弁しました。レゴランドの用地は名古屋市の市有地を民間企業に賃貸したり、名古屋港管理組合の土地を民間企業に転貸しています。「50年の定期借地契約で、途中で解約することはできる」と、用地の賃貸契約上も途中で解約できることを認めました。
私は、「レゴランドなどが撤退すると料金収入が減少し、市が財政負担を強いられる。そうならないように、撤退する場合には民間企業側が違約金を支払うなどの担保はあるのか」と質問。「そういう条項はない」と市当局は答えました。今回の議案となっている管制機器が設置されれば、金城ふ頭駐車場は来年3月に供用が開始されます。レゴランドなどの民間施設が撤退しない保証も、撤退する場合の担保もないままで、駐車場の供用を開始していいのでしょうか。
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