応募ゼロの味鋺保育園の民営化は中止を
名古屋市は111園ある市立保育園を78園まで削減・民間移管する計画を進めています。このほど、2018年度から民間移管する4園について移管先の社会福祉法人を公募しましたが、味鋺保育園については応募がゼロでした。市は再公募する方針ですが、公募要件が緩和される恐れがあります。日本共産党市議団は26日、味鋺保育園の再公募はせず、公立保育園として存続させるよう市に申し入れました。
公募要件では「社会福祉法人であること」(営利法人はダメ)、「名古屋市内で5年以上保育所などを運営していること」などとされています。申し入れで市議団は、「再公募をして公募要件が緩和されれば、保育所間で格差が生じ、保育の質を維持してほしいという保護者の願いに背くことになる」と指摘。「応募がゼロだった以上、民間移管は諦め、公立のまま存続を」と求めました。
天白区の島田第2保育園については、かろうじて1法人から応募がありました。天白区内で保育園を長年運営している社会福祉法人だそうです。待機児童対策としての保育園の増設は民間任せの一方で、公立園の運営まで民間に任せるやり方は、行政の責任放棄だといわなければなりません。
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