八事天白渓線・山手植田線は早急に「廃止」決断を――住民団体が市長交渉
本日、「健康と環境を守れ!愛知の住民いっせい行動」が、河村市長や市の担当部局との話し合いを行いました。この中で、都市計画道路「八事天白渓線」・「山手植田線」については、3年前の「いっせい行動」で市長が「廃止の方向で代替案を検討するので1年待ってくれ」と回答しているにもかかわらず、その後、事態がいっこうに進展していないことにたいして、参加した住民から憤りの声が噴出しました。
これにたいして河村市長は、「決めるのに何でこんなに時間がかかっているのか」と同席していた担当職員に詰め寄っていました。担当職員の責任もありますが、建設工事中の道路(弥富相生山線)の「廃止」を決断したぐらいの市長ですから、市長が「廃止する」と断言すればよいのです。現在、市住宅都市局は、未着手都市計画道路について個別に再評価・検証を行っており、整備しないと判断した路線は「計画廃止候補路線」に分類し、年内にパブリックコメントを行う予定です。もう「廃止」を断言してもいい時期です。住民の意見に「気持ちはわかった」(都市計画部長)というなら、「廃止候補路線に分類する方向で検討している」というぐらいは言ってほしかった。
市住宅都市局の都市計画部長は、「代替ルートについて関係機関と調整しながら検討している」と回答しました。これにたいして住民団体からは、「渋滞緩和が課題とされる東山テニスセンター交差点の通勤時間帯の交通量は減少している。代替案の必要はない」との指摘がありました。
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