避難所への簡易スロープの配備――防災危機管理局長「早急に対応する」
本日の市議会本会議では、日本共産党の岡田ゆき子議員が、災害時の要援護者の安全確保などについて質問しました。この中で、横田防災危機管理局長は、バリアフリーになっていない避難所について、「避難所の状況を調査し、簡易スロープなど必要な機材の配備について、防災危機管理局の統括のもと、健康福祉局が中心となり、施設所管局などにおいて早急に対応していく」と答弁しました。
熊本地震でも、普段は車いすで生活が自立していても、段差があるため避難所に入れない、あるいは避難所へ行くこともあきらめる人も少なくありませんでした。名古屋市の「地域防災計画」では、バリアフリー化されていない避難所については、発災後、簡易式車いす用トイレを設置するとともに、簡易スロープを設置し、段差の解消を図ることになっています。岡田ゆき子議員は、「簡易スロープの設置でバリアフリー化を図ることが『地域防災計画』に記載されたのは1997年。それから20年近く経って、いまだに設置されていない避難所が多い。だれが設置するのか」と質問しました。
私の地元の避難所である相生小学校では、講堂の入口の段差を解消するために、学区の防災安全まちづくり委員が簡易スロープを手作りしています。地域の共助に頼るだけではいけません。今後は防災危機管理局が責任をもって避難所のバリアフリー化を促進することになると思います。
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