名古屋城本丸御殿「対面所・下御膳所」の公開記念式典
名古屋城本丸御殿の「対面所・下御膳所」が完成し、本日、記念式典が行われました。対面所(写真)は、藩主と身内などの内向きの対面や宴席の場として使われました。南側の2室には四季の風物や名所、職人などの風俗が描かれています。6月1日から一般公開が始まります。本丸御殿は、工期が3期10年で、総事業費約150億円をかけて復元工事が進められており、今回の公開は第2期分です。
記念式典で河村市長は、あいさつの中で本丸御殿よりも天守閣に時間をさいていました。本丸御殿の全体が公開されるのは、2018年の予定です。一方、河村市長がこだわる「2020年7月まで」の天守閣木造復元では、年内に準備工事を開始し、来年度には現天守閣の解体工事を行い、復元工事に着手するという工程案が示されています。本丸御殿の復元がクライマックスを迎える隣で、天守閣が壊される!?名古屋城の本丸は工事だらけ。こんな無謀なスケジュールでの天守閣解体・復元はやめるべきです。