世界の「AIOIYAMA」プロジェクトの手順について質疑
相生山の道路廃止の都市計画変更を早く進めるためにはどうしたらいいのか――市議会土木交通委員会で日本共産党の藤井ひろき議員が質問しました。都市計画審議会に都市計画変更案を諮るためには、①弥富相生山線を廃止した後の道路ネットワーク機能の確保、②道路部分も公園に飲み込んだ公園案の基本計画の作成が、「両輪」として必要になります(右の「世界の『AIOIYAMA』プロジェクト検討会議」資料参照)。
このうち公園案の基本計画の作成については、河村市長が提案している「ユニバーサルデザイン」、「キャンプ場」や「緊急対応」などのアイデアを一つ一つ検討すると、相当な期間がかかると思います。そこで、私は代表質問で、「まずは、弥富相生山線を廃止し、道路部分を公園にする都市計画変更を行う。そのうえで、市長が提案している相生山の整備方向について、市民の意見を聞きながら検討を深め、緑地整備の基本計画を策定するという手順で進めてはどうか」と提案しました。
藤井議員が本日、この提案について改めて見解を問うと、当局は「市長が一昨年の記者会見で、道路廃止と一緒に都計審に諮ると言ったから、この手順でやりたい」と答弁しました。そこで藤井議員が、「この手順で進む場合でも、公園案の『基本計画』というのは、大まかな案、全体の方向性というレベルでいいのではないか」と質問。当局は「方針、ゾーニングなど基本的な計画を定めるもの。具体的な計画の前の段階」と答弁しました。前回の委員会でも当局は、基本計画というのは「公園案の未来の大まかな方向性」、「緑地整備の方針を大雑把に示すもの」と答弁しています。
市長が自らの公園案のアイデアについて、都市計画変更後に先送りしてくれればいいのですが、それがかなわない場合でも、当局は、都市計画変更のための「両輪」を「遅滞なく進める」と答弁しましたので、迅速に手続きを進めてほしいと思います。
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