急ぐと建設費が増大――レゴランドなどのための市営巨大駐車場
11月議会最終日の本日、日本共産党の青木ともこ議員が、レゴランドなどのための駐車場の建設費増加に反対して討論を行いました。
名古屋市は金城ふ頭に5000台規模の巨大駐車場を建設します。その建設費が、24億5000万円余(消費税抜き)も増加し、193億円以上に膨らみます。その理由は、土壌汚染対策やくい打ちの補強費用が増えるからです。どうして増えるのか? 土壌汚染や地盤の調査は、レゴランド開業の再来年3月までという工期に間に合わせるために、建設予定地内で営業中だった店舗の移転を待たずに、数キロ離れた地域の過去の測定値や、店舗の周辺のボーリング調査をもとに推定し、建設契約が交わされました。
ところが今年7月、店舗が移転した後、更地となった土壌の調査を始めたところ、推定を大幅に超える汚染が判明。地盤についても、支持層の薄い箇所が確認されました。これによって、新たに汚染土の県外運搬処理作業が加わり、支持層の杭打ちにも補強が必要になったのです。
レゴランドとの事業契約を急ぐあまり、「見切り発車」した結果、建設費が大幅に増大するという事態になったのです。名古屋城天守閣の木造復元も、「東京オリンピックまで」といって急ぐと、事業費の増大を招くのではないでしょうか。
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