« 名古屋城天守閣は耐震改修・長寿命化を | トップページ | 木造復元は将来の研究課題。耐震改修を選択した小田原城 »

2015年11月12日 (木)

天守閣木造復元 国の補助金はたいして当てにできない

20151112本日、日本共産党名古屋市議団は党愛知県委員会とともに、省庁への要請行動を行いました。要請項目は、TPP、工事データ改ざん、シングルマザー支援、子育て支援、自衛隊小牧基地、リニア新幹線、若者支援、介護・国保など盛りだくさん。本村伸子、島津幸広衆議院議員、井上さとし参議院議員も同席してくれました。 

この中で、名古屋城天守閣の木造復元についてもレクチャーを受けました。河村市長は「2020年の東京オリンピックまでに完成させたい」と言っていますが、問題の一つは財源の確保。国からどんな補助金等がどれだけもらえるのか。文化庁の「歴史活き活き!史跡等総合活用整備事業補助金」と、国土交通省の「社会資本整備総合交付金(都市公園等事業)」の二つが、国から支出される可能性が示されました。いずれも補助率は50%です。しかし、「東京オリンピックまで」と期限を切ると、国からはたいしたお金はもらえないことが明らかになりました。 

「歴史活き活き!史跡等総合活用整備事業補助金」については、今年度の予算額は65億円。全国で約400件の事業に補助し、最大でも1件2億円程度だそうです。「自治体からのすべての要望に応えるのは難しい」と、文化庁文化財記念物課の文化財調査官は言っていました。「社会資本整備総合交付金」については、名古屋市は今年度、本丸御殿の復元に約8億円交付してもらっています。国土交通省都市局公園緑地・景観課の職員は、「名古屋市への交付額は全国的に高い方。全国からの要望に応えきれていない。名古屋市だけ要望に応えるわけにはいかない」と説明してくれました。 

木造復元の概算経費は270~400億円。東京オリンピックまで5年弱ですから、2~3年の工期で、事業費の50%の補助金等を国から支出してもらえることなどありえません。

« 名古屋城天守閣は耐震改修・長寿命化を | トップページ | 木造復元は将来の研究課題。耐震改修を選択した小田原城 »

経済・市民・文化」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/582573/62666135

この記事へのトラックバック一覧です: 天守閣木造復元 国の補助金はたいして当てにできない:

« 名古屋城天守閣は耐震改修・長寿命化を | トップページ | 木造復元は将来の研究課題。耐震改修を選択した小田原城 »

フォト
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

他のアカウント

無料ブログはココログ