高年大学と市民税減税――決算認定の反対討論から
市議会最終日の本日、日本共産党の山口清明議員が、2014年度の一般会計決算の認定に対する反対討論を行いました。その中で、高年大学鯱城学園と市民税減税について述べた部分を紹介します。
高年大学鯱城学園は昨年度、授業料と入学金の合計で3万円から4万8千円に値上げされ、加えて実習設備等負担金は陶芸コースで8倍、園芸コースでは2千円から1万8千円へと実に9倍の値上げです。その結果、募集定員を3割増やしたのに、出願者数は前年度の約4分の3に減ってしまいました。
市民税5%減税は昨年度116億円でした。誰のための減税か。法人市民税を例にあげます。市内にある法人の約9割、8万3千社では1法人あたりの減税額は5万円以下、総額でも約5億600万円です。一方で減税額上位の大企業10社の減税総額は約6億円です。大企業と富裕層のための減税、格差を広げるだけの減税はきっぱりやめ、116億円は市民サービスの充実にまわすべきです。
« 手話通訳者派遣事業の改善――市健康福祉局長「しっかり検討していく」 | トップページ | 「平和堂の不遇な千手観音像を故郷に」 »
「名古屋市議会・議会改革」カテゴリの記事
- 統一協会と自民党市議などとの関係の調査を――日本共産党名古屋市議団が議長に申し入れ(2022.09.13)
- 統一協会系イベントの実行委員長に自民党名古屋市議(2022.09.07)
- 今期の最後の1年間も、市議団長としてがんばります(2022.04.25)
- 手前勝手な「辞職勧告決議案」には与しない――自民市議の暴言問題(2022.02.18)
- ハラスメント防止等のために、河村市長と服部議長に政治倫理条例の制定等を申し入れ(2022.01.28)
« 手話通訳者派遣事業の改善――市健康福祉局長「しっかり検討していく」 | トップページ | 「平和堂の不遇な千手観音像を故郷に」 »
コメント