市バス停の上屋とベンチの設置をさらに
今日の市議会土木交通委員会では、日本共産党の藤井ひろき議員が、市バス停の上屋とベンチの設置について質問しました。昨年度、市交通局が設置した上屋は21基。そのうち市民要望で設置したのが16基(76%)。ベンチは26基設置し、そのうち市民要望が22基(85%)でした。市民の要望に応えて設置してくれています。
しかし、市民が要望しても設置できない箇所があります。その理由で多いのは、地下にある埋設物が支障となって設置できないというもの。天白区の「西入町(北行)」「山根町(北行)」の両バス停についても、住民が署名を集めて要望しましたが、歩道下に暗渠があるとのことで、設置できていません。また、「一ツ山住宅口」バス停については、「地先未利用地」という理由で設置されていません。
藤井議員は、「地先未利用地というが、バス停の背後は畑として利用されている。どうして上屋が設置できないのか」と質問。市交通局は、「将来、お店や自宅などを建てられるときに、駐車場への乗り入れが必要になり、上屋を撤去しなければならなくなる場合がある。しばらく様子を見ている」と答弁しました。これにたいして藤井議員は、「建物が建つときには、バス停自体を移動させなければならない場合もあるでしょう。『地先未利用地』を理由にするのでなく、柔軟に対応して上屋を設置すべきだ」と求めました。
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