議員定数「10」削減を民主など主張
本日開かれた名古屋市会の議会改革推進協議会で、民主党は、現行の議員定数75を65に10削減する考えを主張。自民、公明、減税も定数削減を主張しました。
日本共産党は、「各層の多様な民意を市政に反映させるために必要な人数を確保」するという議会基本条例の観点から、現行の定数を維持することを主張しました。その理由は、名古屋市は議員1人あたりの人口が30185人であり、横浜市、大阪市に次いで多く、定数を削減すれば、議員1人あたりの人口がさらに多くなり、多様な民意を市政に届けにくくなるからです。
また、定数を6人以上削減すると、定数2の選挙区が中区も含めて3つになりますが、定数2では、大政党が議席を独占する可能性が大きく、少数政党が排除されやすくなります。定数の削減は、民意が反映されにくい定数2の選挙区を増やすことになるからです。
議員定数の削減は、「身を切る」ために必要だといいますが、名古屋市議会はすでに議員報酬を半減させ、身を切っています。定数削減が議員報酬引き上げの引き金になり、一方で民意が切られてはなりません。
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おっしゃる通りです。
数を減らせばよい、というものではありません。
>多様な民意を市政に届けにくくなるからです。
これこそが、市会議員の最も大切な仕事ではないでしょうか。
定数削減を主張している各党の方々が、多様な民意と真摯に向き合っているとは思えません。
投稿: 芳田善満 | 2015年9月30日 (水) 07時10分