八事天白渓線と山手植田線の交通量調査 市が実施を承諾
本日行われた環境団体と名古屋市との話し合いで、市民団体が廃止を求めている都市計画道路「八事天白渓線」と「山手植田線」について、市は今年度中に交通量調査を実施することを承諾しました。
八事天白渓線と山手植田線について市住宅都市局は、「整備が困難と判断された場合には、都市計画の廃止やそれに伴う代替措置などを整理する」とし、河村市長は2012年11月議会での私の質問にたいして、「できるだけ早期に結論を出す」と答弁しています。しかし、その後、進展がありません。今日の話し合いで市民団体は「この場で廃止を決断して」と迫りましたが、河村市長は「やめるなら早くやめればいいと思うが…。代替措置は検討しないと」と煮え切りませんでした。
八事天白渓線に関しては、道路予定地の天白渓地区への車の入り込みが課題とされていますが、市民団体が今月3日に実施した交通量調査では、7~9時の車の流入が、3年前に市が実施した調査と比べて9.2%減少しています。山手植田線に関しては、東山テニスセンター西交差点の渋滞が課題とされていますが、こちらも市民団体の交通量調査では、3年前と比べて8.2%減少しています。道路計画の廃止に伴う抜本的な代替措置の必要性は乏しくなってきています。名古屋市も交通量調査を実施し、代替措置の必要性も含めて検討すべきです。
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