市営有料自転車駐車場に利用料金制・指定管理者制度の導入へ
名古屋市緑政土木局は、本日の市議会土木交通委員会(委員長は私)で、市営の有料自転車駐車場の管理運営に、利用料金制を採用した指定管理者制度を導入する方針を示しました。
利用料金については、大多数の利用者は現行の1回24時間100円と同程度としつつ、それぞれの駐車場の特性やサービスに応じた柔軟な料金を設定するとしています。この方針の基になっている市自転車等駐車対策協議会の提言では、上限金額は1回24時間200円とし、「長時間利用や地価が高い中心部の駐車場、特に利便性が高い駐車場について料金を高く設定する」とされています。今日の委員会では、藤井ひろき議員が、「『大多数の利用者の料金は現行と同程度』を条例の中でどのように担保するのか。地価が高い名古屋駅などの駐車場料金は高くするのか」と質問。当局は、「上限金額の適用は、車室が広いなどの条件を条例で設定する。地価が高い駐車場の料金をただちに高くすることは考えていない」と答弁しました。
私と藤井議員は先日、いくつかの自転車駐車場を調査してきました。高畑駅の改札に近いところにある市営駐車場は、通路まで自転車があふれていました。利便性が高いこの駐車場の料金は高くできそうですが、交差点の斜め向かいには、1回100円の完全民営の自転車駐車場があり、値上げしたら利用者を取られるか、放置自転車が増えるでしょう。〝利便性〟を条件に、現行より高い料金を設定することはできないと思います。ただし、市営は定期利用が多いので、定期利用の料金を上げるという手があるか?「柔軟な料金」を口実に、利用者に負担増を押し付けるようなことはあってはなりません。
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