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2015年7月

2015年7月22日 (水)

建設がストップした相生山の道路を視察

Photo 日本共産党市議団は、河村市長が「廃止」表明した相生山の道路(市道弥富相生山線)を視察しました。私が建設済みの道路を歩いたのは3年ぶりですが、シェルターの上の植栽も、3年前と比べて大きく育っていました。そこでもヒメボタルが観察されたそうです。自然の回復力はすごい。 

 道路「廃止」に向けた都市計画変更に至るまでには様々な課題を解決していかなければなりません。たとえば、シェルターなど建設された道路部分をどのように活用するのか。市長のいうキャンプ場も一つのアイデアですが、道路部分は勾配が急であり、また、オアシスの森の散策路とのアクセスをどうするのかという課題もあります。課題解決に向けて、庁内に検討会議が設置されて検討が始まっていますが、専門家にも意見を聞いたり、地元をはじめとする市民の意見を反映させながら検討を重ねていくことが大切だと思います。

2015年7月18日 (土)

「やめて!戦争法」天白区集会に280人

Img_21791 「アベ政治を許さない」――天白区の植田公園に集まった人たちが、いっせいに紙を掲げました。「やめて!戦争法 天白の会」が呼びかけた集会とデモに、280人余が参加しました。 

 集会では、私や近藤昭一衆議院議員の秘書、水谷満信県会議員もスピーチ。公園にいた中学生も飛び入りで、「勝手な政治で、僕たちの未来を奪わないで」と訴え、拍手につつまれました。大学生の男性も飛び入りでマイクを握り、「この法案が通れば、憲法九条が壊される。衆議院で与党から十数人の造反が出れば、再議決はできない。がんばってください」と語ると、「いっしょにがんばろう」と声がかかりました。 

 戦争法案の強行採決は怒りを広げています。法案の「自然成立」などありません。参議院での強行採決、衆議院での3分の2での再議決の強行を許さない世論を広げて、必ず廃案に追い込もうという、熱気にあふれた行動になりました。

2015年7月10日 (金)

「愛知・名古屋 戦争に関する資料館」が開館

20150710本日、「愛知・名古屋 戦争に関する資料館」の開館式典が行われました。私も臨席するとともに、展示室を内覧してきました。明日から一般公開されます。 

 戦争資料館の開館までは長い道のりでした。「戦争メモリアルセンター(仮称)」の建設を求める県民・市民のみなさんの請願が、愛知県議会で全会一致で採択されたのは、戦後50年を前にした1994年。翌年、名古屋市議会でも全会一致で採択されました。ところが、財政難を理由に建設計画は宙に浮いたまま。私は、戦後60年を迎えた2005年の9月議会の本会議質問で、既存施設の利活用なども含めて、早期の整備を求めました。20年余の歳月を経て、開館に至ったことを喜びたいと思います。

 

 開館した戦争資料館は、既存施設(愛知県庁大津橋分室)を利活用しています。難点は施設が手狭なこと。市民のみなさんから寄贈された6600点を超える資料のうち、200点ほどしか展示できないそうです。展示内容は、「戦争に関わる地域史」と「県民の戦争体験」という地域性を重視した展示となっています。これは大事な視点ですが、日本の戦争はどういう戦争だったのかという視点からの展示はないため、侵略戦争という戦争の本質を学び取ることは困難なように思いました。

 

 「戦後の地域史」のコーナーに、憲法が施行されたときに作成された新憲法普及用冊子「新しい憲法 明るい生活」が展示されていました。この冊子では、憲法九条について、「これは新憲法の最も大きな特色であって、これほどはっきり平和主義を明らかにした憲法は世界にもその例がない」と記しています。憲法九条を葬り去ろうとする策動が強まっているときだけに、必見の資料だと思いました。

2015年7月 3日 (金)

安保法案の意見書案 自民・公明・減税が反対

共産党名古屋市議団は、「国民的合意のないままで安全保障法制の改定を強行することがないよう」要望する国への意見書案を市議会議会運営委員会に提出し、議運理事会で協議がなされてきました。名古屋市議会では、原則として議運で全会一致となった意見書案を本会議に上程することが慣例となっています。議運理事会で、民主党は賛同しましたが、自民・公明・減税が反対し、全会一致に至らず、残念ながら最終日の本会議への上程を断念せざるをえませんでした。

2015年7月 2日 (木)

市営有料自転車駐車場に利用料金制・指定管理者制度の導入へ

1100名古屋市緑政土木局は、本日の市議会土木交通委員会(委員長は私)で、市営の有料自転車駐車場の管理運営に、利用料金制を採用した指定管理者制度を導入する方針を示しました。

 

利用料金については、大多数の利用者は現行の1回24時間100円と同程度としつつ、それぞれの駐車場の特性やサービスに応じた柔軟な料金を設定するとしています。この方針の基になっている市自転車等駐車対策協議会の提言では、上限金額は1回24時間200円とし、「長時間利用や地価が高い中心部の駐車場、特に利便性が高い駐車場について料金を高く設定する」とされています。今日の委員会では、藤井ひろき議員が、「『大多数の利用者の料金は現行と同程度』を条例の中でどのように担保するのか。地価が高い名古屋駅などの駐車場料金は高くするのか」と質問。当局は、「上限金額の適用は、車室が広いなどの条件を条例で設定する。地価が高い駐車場の料金をただちに高くすることは考えていない」と答弁しました。

 

私と藤井議員は先日、いくつかの自転車駐車場を調査してきました。高畑駅の改札に近いところにある市営駐車場は、通路まで自転車があふれていました。利便性が高いこの駐車場の料金は高くできそうですが、交差点の斜め向かいには、1回100円の完全民営の自転車駐車場があり、値上げしたら利用者を取られるか、放置自転車が増えるでしょう。〝利便性〟を条件に、現行より高い料金を設定することはできないと思います。ただし、市営は定期利用が多いので、定期利用の料金を上げるという手があるか?「柔軟な料金」を口実に、利用者に負担増を押し付けるようなことはあってはなりません。

2015年7月 1日 (水)

名古屋城天守閣 木造復元以外も排除せず

本日開かれた市議会経済水道委員会で名古屋市は、名古屋城天守閣の整備について、前回の同委員会で示した「可能な限り早期の木造復元を目指す」という方針を撤回し、「木造による復元を見据え」つつ、「整備の選択肢を示しながら、市民の意見を聞く」という方針にトーンダウンしました。

 

市は、「再建する場合は木造復元に限られる」というのが文化庁の見解だと言ってきましたが、改めて文化庁に見解を求めたところ、「(木造復元)以外の可能性を排除するものではない」との見解が示されたといいます。同時に文化庁は、「名古屋城天守閣については、往事の資料が十分にそろっていることを踏まえると、復元検討委員会(※文化庁の専門委員会)において木造によるできうる限り史実に忠実な復元をすべきとの意見が出される可能性が極めて高いと考えられる」との見解も示したそうです。

 

「再建する場合は木造復元に限られる」という前提が崩れたのですから、当面は耐震改修と大規模改修で長寿命化を図りつつ、22世紀に向けて、将来の市民が木造復元か、外観は復元して屋内は変更するのか(復元的整備)という議論をすればよいでしょう。少なくとも40年はもつといわれている今の天守閣を急いで壊すという愚かなことはやめましょう。

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