相生小の「あいポン」の棲家をなくさないで
本日の市議会教育子ども委員会では、高坂小学校と相生小学校の統合計画について質問しました。市教育委員会は「平成28年度までの合意をめざす」としていますが、それを地域が受け入れる状況ではまったくありません。
相生学区では、総戸数274戸という巨大なマンションが建設中であり、子育て世帯の転入が期待されています。高坂学区では、天白区が地域とともに子育て世代に向けた地域支援環境づくりに取り組もうとしており、先日の私の本会議質問では、このプロジェクトに住宅都市局も連携して、市営高坂荘への子育て世帯の入居促進に取り組む意向を表明しました。「こんなときに、『小学校をなくします』という話を持っていっても、地域は受け付けないだろう」という私の指摘に、市教委は「なかなか理解を得られていない」と認めました。
開校40周年を迎えた相生小では昨年、子どもたちがゆるキャラをつくりました。名前は「あいポン」と「ホタるん」です(写真)。相生小のPTA広報紙に児童会長の言葉が載っています。タイトルは「残っていてほしいあいポン」。「40周年記念として相生小学校にマスコットキャラクターが生まれました。……これから何年か先までも相生小学校に、あいポンとホタるんが残っていたら、とてもうれしく思います」。
私は、「これが開校40周年を迎えた相生小の児童の共通の思いであり、あいポンのぬいぐるみを学校に贈った学区住民の思いでもあると思います。未来につなげるために子どもたちがつくったゆるキャラが、過去の遺物になってしまう。そんな悲しい思いを、児童にも保護者にも学区の住民にもさせるのが、地域から小学校がなくなることだ」と述べて、両校の統合計画を白紙に戻すよう求めました。
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コメント
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高坂と相生の統合は、相生が存続校という認識でよいでしょうか。
URは相生小の近くなので、別に高坂がなくなったところであまり関係がないような気がしますが・・・。
もしかして、高坂の市営住宅のガラの悪いの子供たちが来てもらっては困るという意味ですか?
それならとても納得できます。田口先生を絶対的に支持します。
5-6歳の子で髪の毛を茶に染められたのを、高坂界隈ではちょいちょい見かけるので、
確かに親としては不安です。
両校存続、応援させていただきますよ
投稿: ぱるな | 2015年3月30日 (月) 17時13分