学童保育助成の予算は1.6倍。家賃補助の増額は「検討課題」
名古屋市の学童保育への助成額は、今年度と比べて1.6倍の予算です。これは、これまで1年遅れだった国基準分の助成金が当年度執行とされることなどによるものです。
私は、市議会教育子ども委員会の予算審査の中で、学童保育助成にたいする市費(一般財源)の増減を尋ねました。国基準の助成分については、これまでは国が3分の1、市が3分の2の負担でしたが、新制度への移行にともなって、新たに県が3分の1負担することになり、市の負担が3分の1に減るからです。「今年度と比べて1300万円減っている」との答弁でした。プレハブリース料など市が全額負担する助成金は増えていますので、国基準分については1億円も市の負担が軽くなっています。
私が、「市費を減らさなければ、家賃補助(月38000円)の増額ができるではないか」と質問すると、当局は「家賃補助の増額は大きな検討課題」と答弁しました。来年度で耐震化促進(月57000円)が完了する予定なので、その後に考えているようです。また、当局は「国が民間で育成会を開設するときの経費を補助するメニューを設けるので、それも活用して、学童保育の移転などを支援していきたい」と答弁しました。
« 相生小の「あいポン」の棲家をなくさないで | トップページ | 予算組み替え動議を提出 »
「教育・子育て」カテゴリの記事
- 改正配置基準にもとづき公立園での保育士増員を(2024.06.27)
- 大阪万博への修学旅行は慎重な対応を――教育長に要請(2024.06.12)
- 小学校給食無償化――共産党市議団が申し入れ、「市民の会」が請願提出(2023.11.30)
- 高坂小としまだ小の統合で通学区域が柔軟に(2023.07.19)
- 学校給食費の一部補助にとどまらず無償化を(2023.06.28)
コメント