市営住宅をリフォームし、子育て世帯の入居促進を
昨日の市議会本会議で私は、古い市営住宅をリフォームして、子育て世帯の入居を促進することも求めました。
市営住宅では子育て世帯向けの募集が行われていますが、築後50年近く経つ高坂荘では、この2か年の平均倍率が0.6倍。近隣にある高坂荘と同じ時期に建てられたおおね荘も0.6倍、御前場荘も0.7倍と、いずれも募集戸数を満たしていません。子育て向けの倍率は、全市的には昨年度は5.5倍と、けっして低くないのにどうしてか。
「流し台が狭いため、ガスレンジを置くと、調理スペースがなくなる」「3畳間の使い勝手が悪く、物置になっている」「浴室が狭いうえに、入口の段差が高い」「トイレが和式のため、洋式の便器を置くと、頭がドアにつかえてしまう」――高坂荘のような古い市営住宅の居住者から、こんな声を聞きました。「古い市営住宅は、間取りや設備などが若い世帯のニーズに合わなくなっているのではないか」という私の質問に、市住宅都市局長は「間取りや設備が陳腐化している」と認めました。
私は、「間取りの変更も含めた全面的なリフォームを実施し、子育て世帯の入居を促進すべきだ」と求めました。市住宅都市局長は、高坂荘については、「高坂学区地域コミュニティ活性化プロジェクト」の準備を進めている天白区と連携して、子育て世帯の入居促進のモデルケースとして取り組んでいくと答えました。このプロジェクトが、建築年度の古い市営住宅における子育て世帯の入居促進の典型となるよう期待するものです。