小中学校の給食費の無料化を求める請願は保留(継続審査)に
本日開かれた市議会教育子ども委員会では請願の審査を行いました。学童保育制度の拡充を求める請願は「採択」に、私学授業料助成の堅持・拡充を求める請願は「財政事情勘案のうえ採択」に、天白区保育団体連絡協議会が提出した保育関係の請願は一部が不採択になりました。千種図書館の新築等を求める請願は「保留(継続審査)」になりました。
小中学校の給食費の無料化を求める請願も保留になりました。名古屋市の小学校の給食費は月3800円。私は、「子ども3人を学校に通わせているので、給食費の負担が一月で1万円を超えてたいへん」という保護者の声を紹介し、請願の採択を求めました。隣の席の民主党の市議も、「民主党も給食費の無料化を公約している」とささやいていました。
教育委員会は、保護者が負担している小学校の給食費を市が助成するために必要な経費は「約40億円」と答弁しました。大企業・金持ち優遇の市民税減税(約110億円余)やムダな大型事業をやめれば出てくるお金です。それでも大変というのなら、部分的、段階的な実施も考えられます。東京都の葛飾区では、「多子世帯の給食費補助制度」として、小中学校に在籍する児童が3人以上いる場合、3人目以降の給食費を無料にしています。
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