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2014年10月11日 (土)

ますます悩ましくなったが、もう判断しなければならない弥富相生山線

相生山緑地を横断する道路「弥富相生山線」建設の再開か中止かを、河村たかし市長が判断するための住民意向の調査が、天白区役所講堂で行われました。昼の部では自然保護などにとりくんでいる4団体のみなさんが、夜の部では地元4学区の学区連絡協議会委員と「天白区を住みよくする会」のみなさんが、河村市長に意見をぶつけました。

 

 昼の部では道路建設の中止を求める立場から、夜の部では再開を求める立場からの意見が続出しました。市長は、判断するうえでの論点を4点示しました。「野並交差点の状況」「通り抜け交通の解決策」「野並水害など防災」「相生山地域の魅力」です。この論点にかみあった意見を吟味することが、判断材料になるでしょう。

 

このうち「野並交差点の渋滞」については、中止派は「たいしたことない」、再開派は「深刻だ」というように、主観的なものです。渋滞緩和は、建設再開の理由にはなりにくくなっています。「通り抜け交通の解決策」については、道路の開通によって解決するのか、他の対策によって解決するのか、昼の部と夜の部で意見が分かれました。他の対策は――私も着工前に市議会で提案しましたが――あります。しかし、地元の山根学区の区政協力委員長は、「交通規制を解除してほしい」と訴えていましたので、現在は地元の合意が得られる状況にありません。

 

「野並水害など防災」については、夜の部で多くの意見が出され、「相生山地域の魅力」については、昼の部で多くの意見が出されました。聞いていて、もっともだと思う意見もあれば、?という意見もありました。よく吟味する必要があると思います。

 

建設の是非の判断は、「河村市長にとって悩ましい課題」(天白区区政協力委員協議会議長)ですが、傍聴していた私も、ますます悩ましくなりました。それでも、もう判断しなければなりません。

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住宅・まちづくり・交通」カテゴリの記事

コメント

立場をはっきりさせればスッキリするはずですが・・・。
「未来に責任を持とう」と、昼の部で若者が、母親たちが。
何を躊躇されることがあるのでしょう。八方美人には本当の味方は作れません。
二兎を追うもの・・・・になりませんように。

共産党の議員さんの議員さんということで「なんでも反対とにかく反対」かと思っておりましたが、意外でした。
悩まれている御心境を吐露していただいて、むしろ親近感がわきます。

一住民として私は「29億円が無駄にならないよう、早急に通してほしい」という意見です。
個人的には「真っ先にヒメボタルを駆除すべき」という意見なのですが、多分過激な意見になってしまうので匿名です。
結局あの山は山の住民だけのもので、いくら散策路だの蛍だの言ってもよそ者は全く大自然を享受できません。その疎外感が「ヒメボタル駆除!」と言ってしまう原因です。
そのくせあの山のせいで高宮町経由若しくは野並経由でしか山をやり過ごすことはできず、邪魔なだけです。
これだけ地域に年寄り比率が高くなり、買い物難民が多く出ている状況で、蛍に価値はありません。
道ができて車が多く通れば、久方交差点もきちんとした店が並ぶようになります(リサイクルショップとコインランドリーの他はRYOBIとマンションって)。相生山住宅の建て替えや住宅商店街の取り壊しも早まると思います。

勝手な言い分を長々書きましたが、こういう意見の者もいるということを知っていただけたらと思います。失礼しました

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