見かけの派手さを追い求める「巨大箱物」構想
「名古屋城天守閣の木造復元」「アジア最大級の国際展示場」「1000メートルタワー」「熱田神宮におかげ横丁のような場所をつくり、伊勢神宮と蒸気機関車でつなぐ」・・・。本日開会した名古屋市会9月定例会の所信表明で、河村市長がぶち上げた構想です。見かけの派手さだけを追い求める「巨大箱物」構想だと言わなければなりません。
河村市長は、これらの構想について、「人生65年の集大成」として、「毎日朝から晩まで検討に検討を重ねている」と言いました。しかし、名古屋市長として朝から晩まで考えるべきことは、市民の暮らしや福祉ではないでしょうか。市長は、自らの構想の実現に向けた取り組みを市職員に呼びかけていましたが、今議会で議題となっている次期の総合計画にも盛り込まれていない独りよがりな構想に、付いていく職員はいないでしょう。
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