アリバイ的な住民意向調査
建設工事が中断している弥富相生山線に関する住民の意向調査について、市長を委員長とする検討委員会での検討結果について、市緑政土木局から報告を受けました。
調査方法は、「地元の意見を聞く調査」と「諸団体の意見を聞く調査」をそれぞれ1回ずつ、10月中旬までに実施するというもの。河村市長と新開副市長が出席し、市側がこれまでの経緯、道路建設にともなう効果と影響、地元と諸団体の主な意見などを説明した後、出席者に意見を述べてもらい、質疑応答や意見交換も行うというやり方です。
会場は、天白区役所会議室などを予定。今朝の某新聞では「区役所講堂」となっていましたが、当局は講堂で開催するつもりはないようです。「地元の意見」は地元の区政協力委員長や学区連絡協議会の役員など、「諸団体の意見」は相生山緑地の保全を求める環境団体などからの参加を考えているようです。
地元の住民の中には、「条件付き」の賛成・反対もあれば、迷っている人もいるし、関心がない人もいる。それなのに、限られた人たちの意見を聞くだけでよいのか。市は議会にたいして、住民意向調査を「平成25年度決算認定審査までに行う」ことを約束しているので、10月中旬までにはやってもらわなければいけないが、アリバイ的な調査だと言わざるをえません。
それでも河村市長がこの方法で実施するのなら、その調査結果を踏まえて、市長には建設の是非を速やかに判断してもらいたい。
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