集団的自衛権の行使容認問題 名古屋市議会でも論戦
本日の市議会本会議で、河村たかし市長は、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に「一定の理解をしている」と答えました。日本共産党の山口清明議員の質問に。そればかりか、「憲法9条2項後段には、交戦権の否認という世にも恐ろしい条文が入っていて、大変危険だ」と、おそろしい答弁。「憲法改正が正論」と述べ、根っからの改憲派としての姿勢を露わにしました。
河村市長は答弁の中で、「かつて共産党は憲法9条を間違いだと言っていた」と、事実を歪めて攻撃。これにたいして山口議員は、「日本共産党は綱領の中で『現行憲法の全条項を守る』とはっきり書いて、国民に公約している。92年間、反戦平和を貫いてきた歴史と伝統を持つ政党だ」と、きっぱり反撃しました。
日本共産党市議団は、「解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に反対する意見書案」を提出しています。この取り扱いをめぐって、昨日開かれた各派政審会長会では、自民党と民政クラブが反対し、本会議に上程できない模様です。名古屋市議会では、意見書の提出は全会一致が原則ですから。他会派は態度保留でした。
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