名古屋市の地域防災計画に原子力災害対策計画が追加
本日開かれた名古屋市の防災会議で地域防災計画および水防計画が見直され、地域防災計画に原子力災害対策計画編を策定し追加されることになりました。
私は、福島第一原発事故の直後の2011年3月議会の本会議質問で、地域防災計画を見直し、原発震災を想定した対策についても定めるよう求めました。その年の7月臨時議会の所信表明で河村市長は、「田口議員からの福島第一原発事故を踏まえた本市の対応に係るご提案」など、「賛同すべきと判断した事項については、実現に向けて努力してきた」と述べていました。原子力災害対策重点区域の外にある名古屋市でも、原発事故にたいする対策が策定されることは重要だと思います。
問題はその計画の中身です。策定方針には、放射性物質の拡散が予想される場合に可搬型の測定機器を用いて測定地点を増やすなど、モリタリングの充実が掲げられています。私は2011年3月の本会議質問で、ヨウ素剤を市が備蓄することも提案しましたが、これは継続検討課題とされました。中身の検討はこれからですが、止まっている原発を1基たりとも再稼働させず、廃炉に向かうことこそ、一番の原子力災害対策です。
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