弥富相生山線の住民意向調査をめぐって
河村市長を委員長とする「弥富相生山線に関する住民意向の調査についての検討委員会」はこの間、4回開かれましたが、意向調査の方法は固まっていません。「調査手法」の案をつくる前に、「住民意向の調査のやり方そのもの」について、地元や諸団体、一般市民から意見を聴取する手法について議論が継続されているようです。→http://www.city.nagoya.jp/ryokuseidoboku/page/0000059999.html
今日の市議会本会議で、「減税」市議が住民意向調査について取り上げました。検討委員会での検討状況を質しましたが、「検討中」を超える答弁はありませんでした。「減税」市議は、「相生の里山連絡会」が河村市長に提出したという代替案――建設済みの部分を緑地や散策路にする――を示し、これを意向調査に盛り込むよう求めていました。
この代替案は一つの考えではあると思いますが、こんな高いハードルを持ち出したのでは、調査方法についての合意は得られないでしょう。住民意向調査のやり方では、住民に判断材料を示すことが大事ですが、賛成・反対の立場を超えて住民が合意できる方法を探るべきです。でないと、河村市長の判断をますます先送りするだけです。