市立高校・幼稚園の常勤講師の社会保険は継続に
4日の代表質問で日本共産党のわしの恵子議員は、常勤の臨時教員の「社会保険の未継続問題」を取り上げ、教育長は、市立高校・幼稚園の市費の常勤講師については、今年度末から被保険者資格を継続する方向で調整していると答弁。社会保険の継続が実現することになりました。
次年度も任用が予定されている臨時教員も、年度末に空白期間を設けて、健康保険や厚生年金から脱退させ、国保や国民年金に切り替えさせていました。年金額にも当然不利益が生じます。そして4月以降の再任用では、社会保険に再加入をします。臨時教員の方からは、「4月になってから手続きをしなければならない」とか、「健康保険証が交付されるまでは無保険になる」などの声があがっていました。
この不合理さを国会で取り上げた日本共産党の田村参院議員にたいして、厚労省は、「使用が継続していると認められた場合は、被保険者資格は継続するものとして取り扱うことが妥当」と認めていました。
今回の代表質問では、市費の常勤講師については被保険者資格を継続することになりましたが、県費の常勤講師については、「愛知県が判断するもの」という答弁にとどまりました。わしの議員は「愛知県はブラック企業と同じと言わざるをえない」とピシャリ。愛知県にたいしても、常勤講師の社会保険の継続を求めていかなければなりません。
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