リニア・特別職秘書と名フィルミニコンサート
本日の本会議での河村たかし市長の所信表明で、私が注目したのは次の論立てです。「今後予定されている大規模再開発計画が、東京53件、大阪11件なのに名古屋は3件しかない」⇒「リニア新幹線開業後、ストロー効果で名古屋は東京の衛星都市になってしまう」⇒「東西から人と経済活動を吸い取る『世界のナゴヤ』をめざす」⇒「そのためにも特別職の秘書が必要だ」。今議会では、この論立てと正面から論戦しなければならないと思いました。少なくとも、この論立てで「特別職の秘書が必要」と言われても、他会派のみなさんも腑に落ちないでしょう。
開議に先立って、本会議場で名古屋フィルハーモニー交響楽団によるミニコンサートが開かれ、傍聴席を埋め尽くした市民のみなさんと一緒に演奏に聴き入りました。ところが、河村市長はミニコンサートを欠席しました。「名古屋市は名フィルに補助金を出しており、予算を提案する市長が無料で演奏を聴くことは、便宜供与の疑いがある」と言っているようです。
市長の出欠問題について、昨日の議会運営委員会理事会では、「便宜供与にあたらない」ことを、減税日本ナゴヤの理事代理も含めて全員が文書で確認しました。減税ナゴヤは、河村市長にたいして名フィルコンサートへ出席するよう説得の努力を続けることも表明しました。2月定例会開会日の本会議場で2001年から続いているミニコンサートは、「名フィルを市民に知ってもらう」(本日のコンサートマスターのあいさつ)ためであり、また市民に身近な市議会をめざして開かれています。「便宜供与の疑い」など微塵もありません。
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