「金シャチ横丁」のモデル?熊本城の「城彩苑」と荒尾競馬場の廃止
似ているなあ。名古屋城の「金シャチ横丁」構想に。いや、「金シャチ横丁」がモデルにしたのか。熊本城の「桜の馬場 城彩苑」。今日、視察で訪れて思いました。「城彩苑」の歴史文化体験施設「湧々座」(わくわくざ)は、「金シャチ横丁」構想では「芝居小屋による多目的空間」と展示施設、「城彩苑」にある飲食・物販施設(写真右上)は、「金シャチ横丁」でも構想されています。
「歴史は学ぶものではなく、楽しむ」が「湧々座」のコンセプト。江戸中期の熊本城を、大空を舞う鳥になったように眺めることができるバーチャルリアリティは必見です。様々な歴史体験(写真右下は駕籠体験)や大型電動紙芝居で築城の歴史なども学べます。芝居スペース=大型映像と役者によるエンターテイメント空間もあります。なかなかおもしろい施設です。ただし、事業費は施設整備費約20億円+20年間の維持管理費運営費約26億円、合わせて約46億円(熊本市負担)と、けっこうかかっています。凸版印刷株式会社を中心としたPFI事業者が整備・管理運営しています。
午後は、昨年3月末に廃止された荒尾競馬場について調査するために、荒尾市役所を訪れました。荒尾市議会の迎五男議長が出迎えてくれました。廃止によって仕事を失う調教師や騎手、厩務員などの競馬関係者の再就職の努力などについて説明を受けました。
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