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2013年6月20日 (木)

的外れな答弁

「なんで反対するのか。共産党も中国の天安門広場もあるし、クレムリンの宮殿もある」――名古屋城天守閣の木造復元についての私の代表質問にたいして、河村市長はこんな答弁で反論しようとしたが、まったく的外れだ。

クレムリンというのは旧ロシア帝国時代に造られた宮殿であり、世界遺産に登録されている。共産党と結び付けるのは浅はかだ。ソ連の時代に建設されたのは国立クレムリン宮殿(旧クレムリン大会宮殿。1961年完成)だが、この建造物は近代性ゆえに世界遺産に指定されなかった。河村市長が、この国立クレムリン宮殿を指して「クレムリン」と言っているのなら、「木造天守閣」も、社会主義とは無縁の覇権主義と官僚主義・専制主義の道を進んで崩壊したソ連の時代の宮殿と同じ運命をたどることになるだろう。

河村市長は、木造復元の事業費400億円にかかわって、「これは商売をやる人の売り上げにもなる。お宅ら民商のみなさんも喜ばれると思いますよ」とも答弁した。共産党の質問への答弁の中で、しばしば「民商」を持ち出す河村市長。そんなに民商に加入する中小業者の商売のことを心配してくれているのなら、民商のみなさんの話を直接聞いてほしいものだ。

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