「赤字の拡大に税金投入はできない」大村県知事――愛知県競馬組合議会で
本日、愛知県競馬組合議会の6月臨時議会が開かれました。名古屋けいばの累積赤字は39億7484万円。この累積赤字を補てんするための補正予算などの審議を行いました。
名古屋けいばは昨年度、実質では4700万円の赤字でしたが、経営再建事業推進基金から4841万円繰り入れて、見かけ上は100万円余の黒字になりました。実質的な赤字は4年連続です。経営再建事業推進基金の残高は約47万円と底をつき、財政調整基金も2200万円余しかありません。基金の繰り入れで赤字の穴埋めをすることは、もうできません。
競馬組合議会は今年3月、「黒字に転換するとされている平成26年度以降、シミュレーションに反し赤字となることが見込まれる場合には、速やかに事業を廃止すること」などを提言した決議をあげています。有識者による名古屋競馬経営改革委員会でも、今年度の黒字化が存続の条件という意見が出されたそうです。私の質問に、管理者である大村県知事は、「さらなる赤字拡大にたいする税金投入はできない」と答弁。7月に提出される経営改革委員会の報告書を踏まえて、方向性を明らかにする考えを示しました。
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